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大切にして欲しいこと。

投稿日時:2010/05/11(火) 17:27rss

〈質問〉----------------------------------------------------

 自社の社員一人ひとりに心掛けて欲しいこと、
 信念として持っていて欲しいことは何ですか?

       (明治大学商学部 大谷竜輝さん)

-------------------------------------------------------------

皆さん、こんにちは!

今日は明治大学の大谷さんのご質問について考えてみます。
難しい問題ですね。

社員さんに一人ひとりに心がけてほしいこと
信念として持ってほしいことは、自分の仕事に対するプライドです。

当社は、いろいろな分野のいろいろな機械や道具の部品を作っています。
基本的には、すべての仕事では、お客様から図面をいただき
その図面どおりの製品を作ってお納めすることが仕事です。

現在、現場で仕事をしているのは私を含めて10名ですが
そのうちの誰かひとりでも、「まあ、このくらいでいいや!」と
手を抜いたモノづくりをしたとしたら、他の9名がどんなに一生懸命働いても
結局できた製品は、不完全な品物になってしまいます。

社員さんには作った製品をお客様のところへお届けする際には
「おれたちが作った自信作です!」と常に胸を張れる
仕事をしていただきたいと思っています。
中途半端な仕事をしない!
妥協しない!ごまかさない!
常にベストを尽くし、モノづくりにあたる!
自分の仕事には、プライドを持って
創意工夫とこだわりあるモノづくりを続けてほしいと思います。


そして、おれたちが日本のモノづくりを支えているんだ!
と胸を張って言えるような会社になりたいと思います。
いよりさんがお話されたエーワン精密のように。。。

 アルミの超精密サプライズ加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!

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コメント


物作りとは、何が必要か考えてみました。

明治大学商学部4年の松崎進と申します。

ご回答ありがとうございます。
この質問・お答えは実際に明大の講義でも取り上げられ、学生の中で考える時間を与えられました。その場の発表では、ありきたりなこと(…「プライドは大切です)というようなこと)しか言えませんでしたが、家に帰って深く考えてみることにしました。

「物作りとは…何が必要なのか?」

私の専門は「貿易・流通」です。いかに効率よく物を回し、いかに物を「さばく」かに論点があります。安かろう悪かろう(時には高かろう悪かろう)の商品を、いつ・どこで・誰に・どのように売るのか、その方法論を学んできました。たとえば薄利多売がベストのユニ●ロ・ヤ●ダ電機・マク●ナルド等が研究対象になり、そこに生産者の気持ちなんて入っていないのです。

故に、物づくりに必要な事(特に中小企業)は
①競合・新規参入他社が少なく(もしくは無く)
②差別化された商品を作り
③安定した消費者がいる

これが僕の答えでした。

しかし、学生を忘れて一個人として「どのような会社で働きたいか」を考えたとき、その答えは
「誇りを持って胸を張れる会社に勤めたい」
でした。

私ごとですが、自分には「教育のシステムを変えていく」という夢があります。その夢を実現するには当然、前提の知識や能力というものも必要です。しかし、「その夢を達成することで、世のため人のためになり、その結果、誇りに思える―プライドを持つ」この思いが仕事を行う上で、本当のガソリンになるのではないかと再確認しました。

回答をいただき、そして考える機会を与えていただき本当にありがとうございます。伊藤様と従業員様のご健康と株式会社蒲郡製作所様の発展を心から祈っております。
では。

Posted by 明治大学商学部 松崎 進 at 2010/05/16 02:48:00 PASS:

ありがとうございます。

松崎さん、こんにちは!
蒲郡製作所の伊藤です。
コメントいただき、ありがとうございます。

松崎さんのお答えはベストアンサーです。
何度も頷きながら、胸が熱くなるほどの
感動をいただきました。

「世の中の誰も知らなくても
  俺の勤めている会社は
   俺が知っているいい会社なんだ!」

社員さんにそう言ってもらえる
会社にしたいと思っています。

松崎さんのご専門の貿易・流通は経済の要です。
いくら優れたものを作っても
求めるお客様が見つからなければただのがらくたです。
今後は、ますますニーズが多様化し、グローバルな経済になります。

日本の将来は、あなた方若者にかかっています。
今後のますますのご発展を祈念します。

Posted by 伊藤@精密部品加工屋 at 2010/05/16 08:23:00 PASS:

ものづくりのプライド

伊藤さん、こんにちは!
経営者会報ブログ編集部の田中学です。

ご回答ありがとうございます。

「プライドをもってものづくりにあたる」という製造業の本質をズバリ教えていただきました。いや、製造業に限らず、働く人すべてが自分の仕事にプライドを持ちながら、お客様の喜ぶ顔を思い浮かべながら、その職に従事していくことが大切なのだと思います。

そのためには、自分たちがつくったもの、提供するサービスに自信を持てることが重要です。自信がなければ、きっとお客様もどこかでその製品・サービスに不満を抱く可能性が高くなるのではないでしょうか。

自信を持つためには、日々の努力し続けること、そして、お客様に感謝されると、さらなる努力につながっていくのだと思います。
がらくたをつくらないためには、自社の思いだけでなく、お客様との関係性が大切なのだと感じました!

ありがとうございます!
また、ご回答をいただけると大変ありがたいです。
よろしくお願いいたします。

Posted by 経営者会報ブログ編集部・田中学 at 2010/05/17 11:46:00 PASS:

まだまだ道半ばです。

田中さん、こんにちは!
コメントいただき、ありがとうございます。

当社は、まだまだ道半ばです。
10人いれば10人が
20人いれば20人の社員のひとりが
欠けても、組織は成り立ちません。

みんなが高い意識を持ち
それを継続して持ち続けることは
並大抵の努力では実現しないと思います。
それだけにやりがいがあります。
少しずつ一歩ずつ前進です。

Posted by 伊藤@ガマセイ at 2010/05/17 13:57:00 PASS:
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会社概要

蒲郡製作所は、今年で創業60年になります。常に精密加工の分野で、時代の先端のニーズに応え続けてきました。その間培ったノウハウは、若手に引き継がれ、時代の夢をかたちにするお手伝いを続けております。現在は、満足の一歩先をいくサービスを追及し、「超精密サプライズ加工」と命名して、お客様を驚かす技術力...

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個人プロフィール

1960年3月5日生まれ。愛知県蒲郡市出身。モノづくりが三度の食事の次に好き。趣味は、スキーとハゼ釣り。

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