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2013年05月17日(金)更新

国立天文台アルマ望遠鏡開所記念講演会に参加

皆さん、こんにちは!

15日の水曜日に、、東京の一橋講堂で行われました
アルマ望遠鏡開所記念講演会&懇談会に参加しました。

アルマ望遠鏡は、アメリカ、ヨーロッパ、日本の国際協力のもと
サブミリ波天文学の開拓を目指して
南米チリの標高5,000メートルの高地に建設してきた電波望遠鏡です。

アルマ望遠鏡は、まだ一部の設備を建設中ですが
一応の完成を祝い、3月13日に現地で開所式を執り行い
今回は、それを記念しての講演会と懇談会の開催となりました。

アルマ望遠鏡は、今までの望遠鏡に比べ
10倍の解像度と100倍の感度を併せ持つ
優れた電波望遠鏡です。

その性能は、東京にいて、大阪に落ちている一円玉を見つけられるのだそうです。
すごいとは思いますが、私にはピンときません。(笑)

今後は、アルマ望遠鏡を使って
天体の誕生や起源、生命の誕生につながる物質の探究など
いろいろな分野で、今まで謎とされていたことの解明に大きく役立つと期待されています。

電波望遠鏡は、自らが電波を発して
帰ってきた電波を解析していると思われがちですが
実際には、遠い宇宙からやってきている電波を捉えて
それを解析することで、いろいろなことを解明しています。

アルマ望遠鏡は、完成したばかりですが
すでに事前期待を大きく上回る成果を出しています。

宇宙は、137億年前にビッグバンと呼ばれる大爆発の後にできて
以後、ずっと膨張し続けていると考えられています。
我々人間は、炭素と酸素と窒素によりできています。
今までは、宇宙が出来上がってから、ずっと後になって
窒素が出来上がったと考えられていたそうですが
アルマ望遠鏡による観測で、13億年後の124億年前には
窒素が存在していることがわかったそうです。

そう教えていただいても、どうして100億年前のことが
わかるのでしょうか。不思議です。

さらに、他の観測では
惑星が誕生している場所で
グリコールアルデヒドと呼ばれる糖が存在していることもわかり
地球外生命体の存在が明確になる日も近いかもしれません。

わくわくするようなお話が続き、いつまでも伺っていたかったです。

こうして、世界的なプロジェクトに参加できるのは
社員の皆さん、協力先の皆さんを始め
いつも温かく見守っていただいている方々のおかげと感謝しております。
いつもありがとうございます。

アルマ望遠鏡のお仕事は
今年後半には、一区切りがつきますが
今後とも、いろいろなプロジェクトに参加して
時代の夢をかたちにするお手伝いを続けて行きたいと思います。
今後とも、よろしくお願い致します。

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