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2010年03月15日(月)更新

東三河・遠州広域人材交流会に参加!

皆さん、こんにちは!

今日は、豊川商工会議所で午後から開催されました
東三河・遠州広域人材交流会に参加しました。

経営者としての仕事のうち
最も重要なもののひとつに、人脈作りがあると思います。
こうしたイベントを企画いただくことは、ありがたいことです。

今回は、交流会に先立ちまして
全国的に有名な樹研工業㈱の松浦社長様のご講演を拝聴しました。
松浦さんのご講演は、ここ数年の間に、3回申し込んで3回とも急な用事で
出られなくなった経緯がありましたので、とても楽しみにしておりました。

樹研工業さんは、「社員採用は、先着順に採用!」とか
「会議は自由参加!」など、奇抜な内容が紹介されることが多いですが
長年、健全経営を続けてこられたすばらしい企業です。

100万分の1グラムの用途のない細かいパウダーギアを開発製造され
「こんな細かいギアを作れる会社なら、自分の会社の悩みも解決してくれるはず!」
とお客様に思わせる営業手法は、製造業の中では、ずば抜けています。

そんな松浦さんから、いろいろと心に響くお話を伺いました。
その中でも印象に残ったお話をご紹介します。

業界で仕事を独占することは
何らかの原因で、その製品が必要なくなれば
100がゼロになることが多いという点です。

オンリーワン技術があるがゆえに
時として、このような天国と地獄を幾度も経験されてみえたそうです。
そうならないための方法として、三つの方法を伝授いただきました。

(1) 常に技術開発を続けること。 
   そのためには、経験豊富な熟練工を大切にすること。
(2) 品質管理システムをきちんと構築すること。
   そのためには、ISO9001の認証取得をとることではなくて
   最高の工作機械を導入し、日々きちんとメンテナンスを行い
   いろいろな作業を標準化して、誰でもわかるようにし
   標準化を実践できる人を育てること。
(3) きちんとした財務管理を行うこと。
   景気に左右されない経営をするためには、自己資本比率を高めるため
   軽々しく配当はせず、役員報酬も貰わずに、内部留保に務めて、健全な
   経営に務めれば、不況になると、お金は余ってくるはずである。

 また、若い人には、基本を教え、チャンスを与えることが大切だ
 と考えてみえるそうです。
 社員さんには、決まった日にきちんと給与を払い、60歳を過ぎても成果を出して
 みえる人には、昇給することで安心を与え、厳しい経営環境下でも、きちんと
 定期昇給することで、未来への希望を与えることが大切だとお話いただきました。

 最後に、「経営者は、会社を好きになってもらえる経営をし
 人として正しく生きることが大切だ」と教えていただきました。

その後の名刺交換会では、30名ほどの方々と名刺交換をさせていただきました。
こうしたイベントが恒例になることを期待します。

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