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2009年07月31日(金)更新

JIS Q 9100 品質マネジメントシステムとは?

皆さん、こんにちは!

昨日は、名古屋で(財)中部産業連盟さまが企画されました
「航空機のモノづくりとQMS」と題したセミナーに出席しました。

徐々に、航空宇宙産業に足を踏み入れてきた当社ですが
実際に、日本で航空宇宙のお仕事をしている大手企業さまと
直接お取引するためには、現在当社が認証取得しています
ISO9001では、十分品質保証ができません。

航空宇宙及び防衛分野に参入する場合には
JIS Q 9100といわれる品質マネジメントシステムの
認証取得が必要となります。
(ただし、大手企業と直接取引きしなければ、絶対条件ではありません。)

すぐに取得できるわけではありませんが
まずは、ISO9001とJISQ9100との違いを
きちんと把握することがスタートだと考え、今回のセミナーに参加しました。

航空宇宙産業に参入するためには
高い技術力を持った企業であることが必須です。
その上で、厳密なトレーサビリティのとれた品質マネジメントが要求されます。

セミナーの中では、自動車産業との対比でお話していただきましたが
航空宇宙産業では、”超多品種極少量生産”を求められます。
たとえば、ボーイングの777という現在の主力機では
一機あたりの部品点数は300万点と車の約100倍あるのに対し
それぞれの部品は、1個から多くても4個使いだそうです。

ボーイング777の日本での生産は、年間約80機ですので
1つの部品の生産数は、80個から多くても320個と非常に少ないわけです。

一番の違いは、多くの人の命をあずかる製品なので
材料購入から、各工程内の生産管理、出荷検査等
あらゆる面でワンランク上の品質要求、管理を求められることです。

3時間半の講義でしたが
航空宇宙産業への参入の難しさを改めて教えていただき
ふんどしを締めなおすことができました。

今後はすこしずつ勉強を重ね
まずはJISQ9100同等の品質マネジメントの構築を目指します。

 アルミの高精度部品加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!
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