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2008年08月15日(金)更新

事業継承のタイミングとは・・・

皆さん、こんにちは!

久しぶりの投稿です。
体調が悪かったわけでも、仕事が特に忙しかったわけでもありません。
怠け癖がつくと、どんどんと書けなくなってしまいます。

さて、今日は今月のお題「事業継承のタイミングとは」について
私の経験をお話します。

当社は、私の父が創業し、私が二代目として引き継ぎました。
引き継いだきっかけは、父の入院です。
父の病気はガンでした。それも一年以上経過した末期ガン。
担当医からお話を伺った瞬間は、目の前が真っ暗になりました。

ところが、父は奇跡的に半年ほどで退院し、
また以前のように毎日会社に来るようになりました。

その後も10年間は、2,3年おきに入退院を繰り返しました。
徐々に仕事を覚えられたのは良かったのですが
少し慣れた頃に、父が復帰してきます。
従業員も社外の取引先も私を見てくれるようになった頃に
父が復帰し、また経営者として手腕を発揮していました。

父は、最初に入院した頃から、
「これからはお前の思うとおりに経営しろ。」と言ってくれていましたが
自分自身も、周りの人たちも、ずっと父を見ていたと思います。

私が、これからは自分がやらなくてはと奮起したのは、父が亡くなる
前の年のことです。それまでの約8年間は、「社長不在」の会社に
なっていました。当然、業績も思わしくなく、きちんとした戦略・戦術も
ありませんでした。

というわけで、当社では、私が社長としての自覚がないまま
事業継承してしまったわけです。

そんな失敗を踏まえ、
私は、現在48歳ですが、65歳には引退したいと考えています。
55歳になった時には、次期経営者を決め、その後10年間で
事業継承したいと考えていますが、うまくいくかどうか。(笑)