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2008年12月15日(月)更新

おかあちゃんとうまくいってる?!

皆さん、こんにちは!
今日は、慶応大学の田中さんのご質問にお答えします。

<質問>
経営者として、仕事をしていく上で、家族の支えが重要かと存じます。
あるいは、あまりに仕事が忙しく、家庭を顧みる余裕がないかもしれません。
ご家族との関係(うまくいっているか)、
それに対する考え方についてお聞かせ下さい。
また、経営者になる以前と比べて、
ご家族との関係とそれに対する考え方について、
変化があれば、その点もお聞かせ願いたいです。
(慶應義塾大学経済学部 田中雄大さん


私は、父の創業した町工場を継いでいる二代目経営者です。

入社当時から
いずれは社長になることを頭に入れて
いつも行動してきたつもりです。

私は、28歳で結婚しました。
それから、10年はとにかくがむしゃらに働きました。
”家庭を顧みる余裕もない”ほど忙しかったことも確かです。
新婚当時でも、仕事で午前様は珍しくなかったですね。(笑)

ただ、いつもできるだけ家族との会話の時間はとるようにしてきました。
私が話すというより、家族の話を聴くように心がけています。

日々の出来事を
忙しいがらず、面倒くさがらずに
聴く時間を作ることが大切です。

我が家の子供たちも皆高校生、大学生となりました。
子供がある程度大きくなると
親と話をしない家庭が増えているそうですが
我が家の食卓は、毎日笑い声が溢れています。

また、夜9時前には、家族全員が仏壇の前に集合し
般若心経を唱え、一日の無事を感謝します。
とはいえ、私は、毎日参加できるわけではありませんが。(笑)

私が経営者として
働けているのは、家族がいるからです。
家庭を守ってくれている家内がいるからです。
家族には、いつも感謝しています。

私は従業員さんを家族だと思っています。
従業員さんは、それぞれの家族が笑顔で暮らせるように
毎日一生懸命働いています。

経営者になり、「何のために働くのか?」を
真剣に考えるようになってから
より一層家族を大切に思う気持ちが強くなったと感じています。

社会貢献は大切ですが、
まずは家族の幸せのために働くという答えが
人間くさくて私は好きです。

最後に・・・
先日の昼食の時の家内との会話です。
   「最近、食事のたびにくらぁ~~い話ばっかだね。顔も暗いし・・・。」
   「そんな顔しとるともっと深い穴に落ちてくよ!」
   「3回に1回くらいは聴いてあげるけど、毎回そんな話はやめときん。」
   
   「ううぅ・・・」

   一瞬むかっとしましたが、すべてはあんたのおっしゃるとおりです。
   暗い話が多い時ほど、経営者が下向いてたらいかんのです。
   前向いて、景気のせいにせず、光を見つけて進まなくちゃ。
   でも、たまには愚痴も聞いてくだされ。お代官様・・・。

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