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2010年08月02日(月)更新

今日から8月ですね・・・

皆さん、こんにちは!

暑い毎日が続きますね。
我が家では、クーラーは一切使かわず
扇風機とうちわだけですが、古い木造家屋なので
それなりに涼しく、毎日を過ごしています。

8月から10月にかけて
いずれも内輪の会ですが、4回ほど事例報告をすることになりました。
 
というわけで
今まで実践してきたことを、もう一度整理しなおして
皆さんにわかりやすく、すぐに実践していただけるように
お話しようと思っています。

ここ数週間は、「自分は何屋なのか?」について考えるため
マーケティングやブランディングに関する本を読みなおしております。

商売は、お客様の困った案件を解決することで
ご利用いただくことが最も喜んでいただけるパターンだと考えています。
といわけで、単純に言うと”加工に関するお助けマン!”となるわけですが
これでは、いかにもそのまんまですし、ひねりがありませんよね。

先日、経営者会報ブログで櫻田さんがお話されていたように
自社の経営資源を洗い出し、他社にない自社の強み、USPを
明確にすることで、その強みをさらに磨きあげていかねばなりません。

一番近い事例報告までは、まだ3週間ほどありますので
じっくりと考え直し、さらにレベルアップを目指します。
こうして、皆さんの前で、自社の事例を発表する機会をいただくと
改めて、自社を見直し、やってきたことの整理ができます。
やはり発表者が一番の役得ということになりますね。
うまくも、おもしろくも話せませんが、一度だけ笑いをとります。

・・・ではなくて、精一杯お話させていただこうと思います。

 アルミの超精密サプライズ加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!

2010年07月30日(金)更新

人の上に立つ者として・・・

質問〉----------------------------------------------------

 「人の上に立つ者」として意識的に気をつけていることはありますか?
 また、必要だと思うことは何ですか?

     (明治大学商学部 菅原健太郎さん)
  菅原さんのブログ「MAKE HOOPS~バスケットボールをたてよう~」

----------------------------------------------------------------


菅原さん、皆さん、こんにちは!
ひとつ前のお題ですが、考えてみました。

私も寺田さんと同様に
経営者として一番大切にしていることについてお話します。

精神論になりますが
やはり”真摯さ”だと考えています。

3年ほど前から、”日々継続 反省・改善ノート”をつけています。
とはいっても、ずっと継続できているわけではなく
ひと月何も書いていない時もありますが、とにかく続けております。

嘘をついて、ごまかして
その場はうまく繕えたように見えても
必ずどこかでしっぺ返しが来ます。
誰も見ていなくても、世界中の人をごまかせても
自分だけは、自分の悪行をちゃんとわかっているんですから。

突き詰めれば
人として正しく生きるかだと考えています。

そのためには、心が強くなければいけません。
そのためには、健全な肉体が必要です。
人の上に立つには、すべてにおいてタフさが必要ですね。
お答えになっているでしょうか。

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2010年07月28日(水)更新

「航空機産業」への展開に向けた課題・・・

皆さん、こんにちは!

昨日は、豊川商工会議所で行われました
”航空宇宙産業”への展開に向けた課題と題した講演を伺いました。
講師は、今井航空機工業株式会社の今井哲夫氏でした。

愛知県は、自動車産業の生産拠点の国内分散と
グローバルな生産に移行することでの国内生産量減産に向けて
自動車産業に替わる新産業を模索しています。
その中で、数年前から言われているのが、航空宇宙産業です。

ボーイング社の新機種B787やMRJが製造されることで
新たな仕事が生まれることは確かです。

ところが・・・。
今まで数回にわたり、いろいろなところで伺った”航空産業”は
参入障壁が高く、独特の商習慣があるようです。

まずは、基本となる品質マネジメントシステム。
ISO9001を認証取得されている企業は多いですが
航空宇宙に参入するためには、より厳格な規格である
JIS Q 9100の認証取得が必要となります。

JIS Q 9100とISO9001の最大の違いは
材料の出所から始まり、各加工工程や各種表面処理工程で
より厳格なトレーサビリティが取れていることが要求され
何月何日に、その製品がどの工程にあったかも
いつ問われても回答できるだけの記録を取ることも必須です。
もちろんJIS Q 9100の認証取得にも数百万円の費用がかかります。

さらに、工作機械は、大型で特殊な機械が必要です。
例えば5軸のマシニングセンタでストロークが3m、4mクラスになると
一台1億円を超える投資が必要になります。
マシンのストローク(可動距離)が1m、2mクラスでは
どこの工場にもあり、付加価値の高い仕事を受注することは困難だそうです。

ここまで伺うと・・・。
さらには、一台保有するだけでは、故障した時の保証を問われ
同じタイプの機械を2台ずつ、設備する必要があります。

また、国内の大手企業だけからの仕事に頼っていては
大手企業が受注できなければ、自社も共倒れとなるためにそれを防ぐ必要があります。

というわけで、海外の顧客を開拓しようとすると
部品加工だけでは、受注できず、必ず表面処理も含めた内容となるようです。
ところが、幾つかの処理は、国内には数社しか存在せず
安定して依頼できないそうです。
今井航空機工業では、タイに数億円を投資し、表面処理工場を作られました。

2時間にわたり、いろいろと参考になるお話を伺いました。
ずっと疑問に思っていたことも、幾つかお話いただき、大変参考になりました。

結論から言うと・・・。そんなに投資するお金も時間もないということですが
JIS Q 9100を取得していなくても
三菱重工さんや川崎重工さんからお仕事がいただけるチャンスがあるのだそうです。
それは、数年後にB787やMRJが量産に入り、既存の業者では手が足りなく
なった時です。忙しい時には、過去にもちゃんとした品質保証ができれば
認証取得の有無に関係なく、優秀な企業は、使っていただけたのです。

ただし、忙しいのは、いつも一時のこと。
そのチャンスをうまく生かして
その後も継続してお付き合いすることは厳しいようです。

 アルミの超精密サプライズ加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!

2010年07月16日(金)更新

たくさんの出逢いに感謝!

皆さん、こんにちは!

昨日は、今週ずっと名古屋商工会議所で行われております
アライアンス・パートナー発掘市2010と銘打った商談会に参加しました。

ウエブサイト冒頭の説明には・・・

アライアンス(Alliance)とは「連携・協調」を意味します。 販売、購買など
の商取引、業務の請負・委託、代理店契約、共同開発、技術支援、ライセン
ス、フランチャイズ、OEM、M&A、人材交流、共同ブランドの構築、業務提
携など、企業間アライアンスに制限はありません。

アライアンス・パートナー発掘市は愛知県下の商工会議所が実施する、事
前予約型のビジネスマッチング支援サービスです。エントリー(無料)してい
ただければ、他のエントリー企業との商談のチャンスをご用意。主催商工会議
所の会員の方なら業種や業態、規模などに関わらず、どなたでもお気軽にご参
加いただけます。 ぜひこの機会に、今まで付き合いのなかった企業との出会
いを見つけてください。

と説明があります。

一般的な規模の大きな商談会も良さはありますが
こうした中小企業どうしが集まって
規模の大小を意識せずに、相手をパートナーとしてとらえ
商談中に受注側の発言も発注側の発言もできる機会は珍しいと思います。

私は今年で2回目の参加でしたが
昨年に続き、今年も素敵な出逢いがありました。

幾つか気付いた点をお話します。

まずは、愛知の製造業、特に自動車産業の景気についてですが
仕事量としては、悪くなる前の60%から80%程度が一般的ですが
中には、完全に持ち直している企業もみえるようです。

ところが、利益の話になると、かなり厳しいですね。
一時期の仕事の奪い合いによるコストダウンの影響と
メーカーの売り先が国内から中国や東南アジア、インドといった諸国に
移行していることで、リーズナブルにモノを作ることが要求される時代です。

ただし、すべてがそうだというわけではなく
どの業種も、どの業界も、業績の良い会社悪い会社があります。

その他、9社の方々とお話していて感じたのは
愛知県内での当社の知名度がかなり上がってきたことです。
「がまごおりさんの名前は最近よく聞きますね。」
「社長の講演を、先日伺いましたよ。」などなど・・・。

ところが、
「技術力があるのは、わかってるんだけど、そこまでは必要ないんだわ。」
「加工賃は高いよね。安くできる?」
といった声も・・・。

それでも
昨日お会いして、お話させていただいたことで
「高精度の部品を求めています。ぜひ試作を!」
「アルミの加工で困っていたんですが、ぜひご協力ください。」
「一緒に付加価値の高い仕事を集めて、会社を盛り上げたいね。」
「この加工ができずに困っていたんです。ぜひ加工をお願いします。」
などなど、うれしい声もたくさんいただきました。

たくさんの方とお会いし
情報交換し、ご縁を結び
お互いに信頼しあえるネットワークを広げていくかが
今後の零細企業の生き残りに
大切なことなのだと改めて実感できた一日でした。

ありがとうございました。

 アルミの超精密サプライズ加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!

2010年07月13日(火)更新

即実践!中小企業のマーケティング手法!

皆さん、こんにちは!

今夜は、蒲郡商工会議所で行われました
ビジネス戦争を勝ち抜くための極意
”即実践!中小企業のマーケティング手法!”と題した
セミナーに参加しました。

蒲郡商工会議所、東三河法人会、
愛知5しんきん中小企業支援センターが主催せれ、実施いただきました。
ありがとうございました。

本日の講師は、数年前からお世話になっています
カスタマイト株式会社の副社長太田晴也氏でした。
もう何度も伺ったお話なのですが
今日は、とても新鮮な話として伺うことができました。
すべては聴く側の姿勢、受け取り方で大きく変わるものですね。

冒頭の質問は・・・
「マーケティングとは?」
答えは、ひとつではありませんが、一つの模範解答としては
”お客様を満足させることで、より多くの商品を売るための仕掛け作り”

例えば、車のディーラーを例にとって
一般の企業が行っているプロセスを挙げてみますと
・宣伝、広告
・顧客情報収集
・商品の仕入れ、開発、製造
・顧客分析、競合他社分析
・顧客への提案
・営業活動
・契約
・アフターサービス
・リピート客、口コミ紹介・・・
といった具合にいろいろな活動を行っているはずですが・・・。

「この程度のことは、どこでもやってますよね!」
そう言われ、とっさに自社を振り返ってみました。
顧客の分析、競合他社分析、お客様への提案・・・
やっているといえば、やっているのですが
大切なプロセスなのに、まだまだ不十分だと反省することばかりです。

90年のバブル崩壊を機に
日本経済は、右肩上がりの高度成長期から
完全にカラーが変わり、景気変動の大きい時代へと変わりました。
それまでは、8時間まじめに働けば
人並みに努力すれば、お金がたまり、家を持てた時代でしたが
インターネットの普及によって、消費者は情報、知識を持つ時代になりました。

本物を見抜く目をもった消費者に評価される
買い手市場の時代になったのです。
これからの中小企業は、1度つかまえた顧客は
ファンになっていただき、口コミで仕事を増やすことが優良顧客を作る近道です。

また、これからの中小企業は
下請けの業態で仕事しながらも
徐々に自分で値決めができる部分を増やし
少しずつ自立型企業を目指して
コスト競争の波にのまれないようにすることが大切です。

そのために大切なのは以下の3つだと教えていただきました。
一つ目は、ターゲッティングです。
つまり自社がどのようなお客様をターゲットとするかを明確にすることです。
これからの時代は、”何でもできます。”は中小企業の戦略ではありません。
ニッチな部分を見つけ、そこで特化し
そうしたニッチなお客様を複数作ることが重要ですね。
いわゆる選択と集中がポイントだと教えていただきました。

二つ目は、顧客価値・・顧客が求める潜在的価値を見つけることです。
例えば任天堂のDSが流行った理由は
単にゲームを楽しむ道具だったゲーム端末で
健康や脳のトレーニングといった新しいニーズを開拓したことだったそうです。

言葉で言うのは簡単ですが、難しいですね。
自社の製品を買っていただいたお客様が
どこが気に入って買っていただいているのかの真意を突き止めることが大切です。

最後に、マーケティングでは必ず出てくるパレートの法則!
売り上げの8割は、2割の優良顧客の売り上げで占められてるというもの。
ここで大切なのは、新規の顧客よりも既存顧客の中から
こうした優良顧客の掘り起こしをすることが先決で
優良顧客のニーズを調査して、満足度を上げ
喜んでいただける仕組みを作ることで
口コミでの優良顧客を作る仕組みを作ることを
考えると良いとアドバイスいただきました。

今日は、ツイッターでつぶやいたことで
友人の河合さんがセミナーを受講してくれました。
反響があるって、うれしいですね。

いろいろな気づきをいただきました。
ありがとうございます。感謝します。

 アルミの超精密サプライズ加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!
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