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2009年06月01日(月)更新

世界初!!民間で金星探査機打ち上げにチャレンジ!!

皆さん、こんにちは!

本来は、もったいぶって
明日の公開にしようと思っていましたが
真奈美先生に、折角突っ込んでいただきましたので
各誌新聞をすっぱ抜いて、全国初公開させていただきます。
(愛知県内版だと思いますが、朝日新聞・中日新聞・東海日日新聞・
日本経済新聞・東愛知新聞・毎日新聞 以上の明日の朝刊をご覧ください。)

まずは、本日のプレスリリースからの抜粋です。
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 2010年5月にJAXA(宇宙航空研究開発機構)がH-ⅡAロケットにより
打ち上げる金星探査機PLANET-Cに相乗りする小型福衛星「深宇宙探査
機UNITEC-1」の熱構造システムと筐体を蒲郡の愛知工科大学が設計し
㈱蒲郡製作所が製作します。
 この小型衛星「UNITEC-1」は、大学宇宙工学コンソーシアムUNISECに
属する約20の大学、国立高等専門学校が開発するもので、地球重力圏や月
を超えて深宇宙空間である金星に向かう軌道を民間団体が目指すことは、世
界初の試みです。
 愛知工科大学の奥山准教授の研究室は、北海道大学、九州大学、津山高専
と共同で熱構造システムの開発を担当しており、UNITEC-1プロジェクトの成功
を左右する大切な部分を㈱蒲郡製作所が製作します。
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というわけで、ありがたいご縁をいただき
従業員数12名の小さな町工場がまたまた大きなプロジェクトに
参画させていただくことになりました。

本日は、蒲郡市役所にて、上記新聞社の方々をお招きし
プレスリリースが行われました。

「お願いします!」
「やりましょう!」
というように二つ返事で実現したことですが
今更のように、責任の重大さを感じます。

でも、モノづくりに携わる者として
その何十倍かのわくわく感を感じています。
いくら技術力があっても
いくらお金を積んでも
いくらお願いしても
こんなチャンスは二度とないと思います。

改めて自分の器を見直し
おごることなく、とはいえ出来る限りの力を出し
世界初のプロジェクトに貢献できれば幸せです。

今回のプロジェクトでは
今までの大掛かりなプロジェクトと違い
いかに安く、いかに性能を落とさずに深宇宙空間まで
飛んでいける衛星が作れるかが問われます。

そのため
当社も設計段階からVA、VE提案をし
いかにしたら精度良く作れるかの提案をする予定です。

また、今回は情報公開に関する規制がほとんどありません。
パーツ製作段階での写真公開もOKをいただいております。
種子島で打ち上げられるまでに
どのような試験をし、どのような工程を踏まえ
衛星が打ち上げられるかも、リアルタイムで報告できます。

皆さんもできるだけ身近に感じていただき
H-ⅡAの打ち上げまで、見守っていただき
応援いただければ幸いです。

今後ともよろしくお願い致します。
下記の写真は当社で製作するパーツです。

 世界初金星探査機

2009年03月31日(火)更新

「心の整理の付け方」について

皆さん、こんにちは!
今日は、学生さんのご質問にお答えします。

<質問>──────────────────

 人生の岐路においてひとつの道を決断したとき、どのような思いで
 下したのでしょうか。

      (岡崎塾4期生・東京大学経済学部3年 嘉信由紀さん)

──────────────────────


今回のご質問は、、
「変わることを決断したとき、内面ではどのような葛藤や
迷いが生じ、それを吹っ切ることができたのか」といった
心理面にアプローチするということですが
そういう意味で言えば、重大な決断になればなるほど
心の葛藤や迷いはなかったように思います。

私は現在、町工場の二代目経営者ですが、
父の仕事を継ごうと決めた時も
家内と結婚した時も(いっしょにして良いのかどうか)
現在の最悪の不況下での施策を決める際にも
細かい部分での悩みはあっても
大筋では進むべき道は、すでに決まっていたと思います。

言い換えると
いつも即決しないのだと思います。
悩んでいるのかどうかわからないほど
じっくり時間をかけてレゴを組み立てるように
ひとつ一つを作り上げた結果として結論を出しているのだと
自分で自分を分析しています。

性格的にも、あまり悩んだり
考えたりはしないタイプだと自分では思います。
未だに、経営のことで、仕事のことで
眠れない夜を過ごしたことはありません。
まだまだ、修行が足りないということでしょう。
でも、マックのドライブスルーで
ビッグマックにしようか、チキンフィレオにしようかとは
真剣に悩みますが。(笑)

それからもうひとつ。
やるかやらないかを迷った時は
ほとんど例外なく、まずやってみます。
やってみて、だめならすぐやめる。
だから従業員さんからは、
「社長はまた新しいこと始めたな。いつまで続くことやら。」
と言われ続けています。反省しないとね。

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2009年02月23日(月)更新

貧乏自慢はそろそろやめよう!

皆さん、こんにちは!

先週末は、中小企業家同友会のメンバーの方が
7名ほど集まり、小規模なグループ会を行いました。

今回のテーマは
「貧乏自慢は、そろそろやめよう!」というものです。
愛知県は、製造業を中心に、全業種下向きの状態です。
先日伺った中部経済局の方のお話ですと
”愛知の景気は、加速しながら落ち込んでいる状態”だそうで
当面の対策としては、きちんと安全ベルトをしめながら
低姿勢で様子を見ることだそうです。

でも、はいそうですかといつまでもじっとしていたらどうなるでしょう?
「俺のところは、前年対比で7割減だよ。」
「それじゃあ、うちはまだましだ。6割減くらいだからな。」
なんて会話が日常茶飯事になっています。

でも、そんな話もそろそろ聞き飽きてきました。(笑)
それで、今回の会合を開いたわけです。

新しい事業展開を考えてみえる方
新たな商品の売り方を考えてみえる方
新しいお客様を開拓されている方
新しい製品、サービスを開発中の方
この際に社員教育を充実させようとされている方
皆さん、元気のよい方が集まって
たくさんの元気をいただきました。

やはり、こういうときは、ひとりで閉じこもっているよりも
皆さんとお会いし、話を重ねて
いろいろな意見、いろいろな知恵を伺うことが大切ですね。

もうひとつ
いろいろなお話を伺ってわかったことは
こんな時期でも、儲けている人はいるんですね。
顔晴らなくちゃね。

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2008年12月15日(月)更新

おかあちゃんとうまくいってる?!

皆さん、こんにちは!
今日は、慶応大学の田中さんのご質問にお答えします。

<質問>
経営者として、仕事をしていく上で、家族の支えが重要かと存じます。
あるいは、あまりに仕事が忙しく、家庭を顧みる余裕がないかもしれません。
ご家族との関係(うまくいっているか)、
それに対する考え方についてお聞かせ下さい。
また、経営者になる以前と比べて、
ご家族との関係とそれに対する考え方について、
変化があれば、その点もお聞かせ願いたいです。
(慶應義塾大学経済学部 田中雄大さん


私は、父の創業した町工場を継いでいる二代目経営者です。

入社当時から
いずれは社長になることを頭に入れて
いつも行動してきたつもりです。

私は、28歳で結婚しました。
それから、10年はとにかくがむしゃらに働きました。
”家庭を顧みる余裕もない”ほど忙しかったことも確かです。
新婚当時でも、仕事で午前様は珍しくなかったですね。(笑)

ただ、いつもできるだけ家族との会話の時間はとるようにしてきました。
私が話すというより、家族の話を聴くように心がけています。

日々の出来事を
忙しいがらず、面倒くさがらずに
聴く時間を作ることが大切です。

我が家の子供たちも皆高校生、大学生となりました。
子供がある程度大きくなると
親と話をしない家庭が増えているそうですが
我が家の食卓は、毎日笑い声が溢れています。

また、夜9時前には、家族全員が仏壇の前に集合し
般若心経を唱え、一日の無事を感謝します。
とはいえ、私は、毎日参加できるわけではありませんが。(笑)

私が経営者として
働けているのは、家族がいるからです。
家庭を守ってくれている家内がいるからです。
家族には、いつも感謝しています。

私は従業員さんを家族だと思っています。
従業員さんは、それぞれの家族が笑顔で暮らせるように
毎日一生懸命働いています。

経営者になり、「何のために働くのか?」を
真剣に考えるようになってから
より一層家族を大切に思う気持ちが強くなったと感じています。

社会貢献は大切ですが、
まずは家族の幸せのために働くという答えが
人間くさくて私は好きです。

最後に・・・
先日の昼食の時の家内との会話です。
   「最近、食事のたびにくらぁ~~い話ばっかだね。顔も暗いし・・・。」
   「そんな顔しとるともっと深い穴に落ちてくよ!」
   「3回に1回くらいは聴いてあげるけど、毎回そんな話はやめときん。」
   
   「ううぅ・・・」

   一瞬むかっとしましたが、すべてはあんたのおっしゃるとおりです。
   暗い話が多い時ほど、経営者が下向いてたらいかんのです。
   前向いて、景気のせいにせず、光を見つけて進まなくちゃ。
   でも、たまには愚痴も聞いてくだされ。お代官様・・・。

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2008年12月04日(木)更新

うちの会社はみんなが悪い・・・

皆さん、こんにちは!

先日、がんばれ社長!の武沢さんの通販サイト
お好み焼きで有名な大阪「千房」の中井社長の
講演CDを購入し、聴きました。

すばらしい内容で
たくさんの学び、気付きをいただきました。
次回は、直接中井さんのお話を伺ってみたいですね。

さて、中井さんのお話の中で紹介されている
”うちの家はみんなが悪い”というお話を紹介します。
このお話は、「ありがとう」という冊子に掲載されているものです。

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うちの家はみんなが悪い

きょう私が学校から帰ると
お母さんが
「お兄ちゃんの机を拭いていて、
    金魚鉢を落として割ってしまった。
       もっと気をつければよかったのに、お母さんが悪かった。」
と言いました。

すると、お兄ちゃんは
「僕が端っこに置いておいたから、僕が悪かった」
って言いました。

でも、私は思い出しました。
きのうお兄ちゃんが端っこに置いたとき
私は「危ないな」って思ったのに
それを言わなかったから
私が悪かったと言いました。

夜、帰ってきてそれを聴いたお父さんは
「いや、お父さんが金魚鉢を買うとき
    丸でなくて四角い方にすればよかったなあ。
          お父さんが悪かった。」
と言いました。

そして、みんなが笑いました。
うちはいつもこうなんです。
うちの家はいつもみんなが悪いのです。
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当社のような、少人数の町こうばでは
従業員さんは、家族と同じです。

このお話のように
お互いを思いやる気持ちを持った
素敵な会社になれたらと思います。

 アルミの高精度部品加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!
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