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2009年08月20日(木)更新

愛知中小企業家同友会三河支部指針研究会開催!

皆さん、こんにちは!

昨日は、蒲郡商工会議所において
愛知中小企業家同友会三河支部の指針研究会が開催されました。
同友会では、経営理念、経営方針、経営計画の三つをまとめて
経営指針という言い方をします。

今回開催されている指針研究会は連続講義で
半年間で、自社の理念、方針を作り
最後には経営計画として、細かい戦略戦術を練り
アクションプランにまで落とし込もうという勉強会です。

仕事が終わってからの18時30分から21時の間で
各企業の経営者が集い、自社の指針作りを行います。

私は、今回報告者として
決めた経営理念、方針に基づいて
経営計画をどう立案するかについてのプロセスのご紹介をしました。

とはいえ、同友会のいいところは
こうしてメンバーの誰かが報告者となって
皆さんと共に学ぶところです。
というわけで、当社が完璧な理念、方針、計画を持っているかと
問われたら、答えはノー!です。

まだまだ発展途上なのですが
だからこそ、「私にもできる!」という気持ちを持っていただき
私を反面教師として、作った計画が絵に描いた餅に終わらないよう
常にチェックをして、改善活動をしていく大切さを伝授しました。

一昨日のことですが
この悪状況の中、会社の雰囲気が沈みがちで
いろいろと社内トラブルも起き始めていたので
一時間ほどの全体会議を開き、理念の浸透からお話しました。

ところが・・・。
「すばらしいことが書いてあるけど、理想であって現実には・・・。」
とか
「決まりを決めても、最初に約束を破るのは社長・・・。」
とか
「社長はいつも、はいはいとものわかりのいい返事をするけど
   結局そのままになって、やってくれないことが多い・・・。」
などなど、いろいろなクレームをいただき、反省することが多い会議でした。
裸の王様にならずに済んだことを感謝します。
言ってもらえるうちに、何とかしなくちゃ・・・。

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2009年08月18日(火)更新

営業です!

皆さん、こんにちは!

昨日は、業界では有名なある企業さんの
営業担当の方が飛び込みでおみえになりました。

40年間、ずっと黒字経営をされ
零細中小企業とは一線を画し
大企業は簡単には参入してこないような領域で
自社の地位を確立されてみえます。

更に昨年来の不景気には
一時は単月で赤字になったそうですが
現在はすでに黒字に転じてみえるそうです。
自社の強みを明確にし、現状でどこで勝負すればよいかを
熟知されており、すばやい対応をされていることが
お話からよくわかりました。すばらしい会社です。

そして話は”人”の問題に・・・。
「まじめに働いてくれる良い人ばかりです。」
とおっしゃってみえました。
当然、待遇も周りの企業に比べ、良いそうです。
卵が先か、鶏が先か・・・。
この問題に限って言えば、やはり努力した後に
お金がついてくるのではと、私は考えます。

実は、この営業マンが当社にみえるのは
今回が3回目だと思います。
今までの2回は、「近くにも似たような仕事をしてくれる企業さんがあるから」と
名刺交換だけに留めていましたが、今回は来月この会社の会長さんが
隣町の商工会議所でご講演されるのを知っていたので
じっくりとお話を伺おうと思った次第です。

ところが、この営業マン、実は社長さんだったんです。
我々のような小規模の会社で社長が直接営業するのは当たり前ですが
中小企業の中でも社員数の多い部類の企業の社長さんが
毎週月曜日から木曜日までは飛び込み営業をされていると伺い驚きました。

私は、営業さんだから、社長さんだからと対応が変わることはありません。
今回は失礼が無くてよかったです。
一時間ほどの時間でしたが、短いセミナーに参加したような気分です。
いろいろと勉強になりました。ありがとうございました。

来月の講演会にはぜひ参加し、詳しいお話をお伺いしようと思います。
豊川商工会議所の会員の方はぜひご参加ください。

2009年08月13日(木)更新

いつものお盆・・・

皆さん、こんにちは!

我が家は、禅宗の中でも
お盆の行事には重きを置いている曹洞宗です。
お盆は、亡くなったご先祖さまが一年に一度
我が家に帰って来られる大事な日です。

今日は、午後からお墓の掃除に行き
その後、午後五時ごろ、自宅の前で松明を焚きました。
帰ってみえるご先祖様が迷わないようにという意味があります。
今夜から、15日の夕方までは、亡くなった両親や祖父母、ご先祖様が一緒です。

だからといって大変なのは家内で
私は特別なことをするわけではありません。
たぶん、明日も昼間は仕事にでかけるでしょう。(笑)

16日までに一度くらいはどこかへお出かけしようと思います。

2009年08月13日(木)更新

【明大生との一問百答】影響を受けた言葉

皆さん、こんにちは!
今日は、宮内さんのご質問にお答えします。

<質問>------------------------------

経営者のみなさまが、今まで最も影響を受けた言葉や格言があったら
教えてください。


                  (明治大学商学部 宮内良浩さん)

----------------------------------


以前、このブログでも、数回取り上げたことばですが
15日の終戦記念日を前に、再度お話しようと思います。

ご紹介するのは、太平洋戦争末期、鹿児島で冨屋食堂
経営されていた鳥濱トメさんのおことばです。

 よきことのみを念ぜよ 必ずよき事来る
           生命よりも大切なものがある。
                それは、徳をつらぬくことである。


私が、このことばに出会ったきっかけは
いつもおせわになっています㈱創の村上肇さんが
07年に鹿児島でIT講演をされたことです。

翌年2月に、同じ依頼先より、今年は村上さんの教えを実践し
結果を出している人の話を聞きたいとのご依頼がありました。
ところが、私が最初に指名されたのではなく
私の前に少なくてもお二人の方がお断りになり
その結果私が鹿児島へ伺うことになりました。
これも何かのご縁でしょうか。(笑)

講演が決まると、その後一ヶ月の間に3人の方から
「折角、鹿児島まで行くのなら、絶対知覧に行ってくるべきだ。
                          人生が変わるから。」
とアドバイスいただきました。

皆さんがそこまでおっしゃるならという思いで
一泊二日の予定を二泊三日に変更し
最終日に知覧特攻平和会館を訪れました。

知覧は、太平洋戦争末期に沖縄戦の特攻基地のあったところです。
1,000名を超える若者が、敵艦に体当たりする特攻隊員として
命を落としたそうです。

平和会館には、数百名の特攻隊員の方々の遺書が展示してあります。
無知な私は、ここを訪れるまで
ほとんどの特攻隊員は、お国を守るためにと教育され
天皇陛下万歳!と敵艦目掛けて、体当たりしたのだと思っていました。

ところが、多くの遺書には
戦況は、日本に不利で、やがては敗戦国となることや
今、自分が特攻に行っても、無駄死にになること
更には、アメリカやイギリスの支配下になった後には
日本も民主主義国家となり、新たな繁栄を目指して欲しい
といった内容の遺書が多くありました。

今、自分が特攻に行かないと
家族や親戚が非国民呼ばわりされるからという
両親や兄弟、妻、子供に対する思いで
飛び立って行ったことがひしひしと伝わってきました。

私が見学していた際には、たくさんの自衛官の方々が見学され
遺書を見ながら、号泣されている姿を拝見しました。
私は、涙もろいほうですが、あまりの衝撃で呆然としていました。

遺書や遺品を拝見した後に
あるコーナーで流れているビデオに目が留まりました。
そこで紹介されていたのが、”特攻の母”と呼ばれた鳥濱トメさんでした。

トメさんは、特攻基地の近くで冨屋食堂を営んでみえました。
昭和17年からは陸軍指定食堂となったことで
多くの特攻隊員と接することになります。

店を訪れる隊員たちをわが子のようにかわいがり
私財を投げうって、もてなされたそうです。
そうして深くかかわった分
トメさんは、悲しい現実を目の当たりにすることになったのです。
ご紹介した言葉は、そんな方が晩年ノートに書かれた一文です。

 よきことのみを念ぜよ 必ずよき事来る 

前半は、前向きに考えて生きていこうとする
いわゆるポジティブシンキングですね。

  生命よりも大切なものがある。
            それは、徳をつらぬくことである   


後半の解釈に関しては、私にはよくわかりません。
徳は重ねる、積むという言い方が一般的ですが
仏教ではつらぬくと言うことがあるそうです。
徳をつらぬく=人として正しく生きる、善行を重ねるという
解釈が正しいようですが、この件に関し、ご存知の方がおみえになりましたら
ぜひご意見をお伺いしたいです。よろしくお願い致します。

これだけ多くの若者の命が犠牲になった事実を見てきたトメさんが
”命より大切なのは、人として正しく生きること。”と言ってみえることは
とても重いことばだと思います。
晩年のトメさんは、仏教に傾倒されていたと伺いました。
仏教でいうところの輪廻転生の考えも含まれているのかもしれません。

企業のコンプライアンスが問われる昨今
経営者として、人として、常に正直に、正しく生きることの
大切さを教わったことばです。

最近になって、私は経営に対する考え方が大きく変わりました。
以前は、目先の利益ばかりを追求し
年毎の黒赤を気にしてばかりいましたが
そうではなく、企業は存続するものという考えを根底に持ち
今自分が経営できているのは、先代のおかげであり
今自分がしている種まきで
5年後、10年後の会社が繁栄すると考えるようになりました。

まだまだ、この言葉の意味は、十分に
理解できていませんので、これから歳を重ねることで
受け取り方が変わってくると思います。

宮内さんや学生さんがどのように受け止められるか
ご意見をいただければ、幸いです。

 アルミの高精度部品加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!

torihamatomesan

2009年08月11日(火)更新

親子二人旅・・・

皆さん、こんにちは!

先週の土曜日、日曜日に
いつもお世話になっています
株式会社立成化学工業所の畠中さんが
息子さんとお二人で、愛知県に遊びにみえました。

土曜日は、近くの幡豆町で
無人島探検ツアーに参加されたようです。
翌日の日曜日は、当社工場を探検?されました。

工場をひとまわり、ご覧いただいた後に
二階で、いろいろな加工品をご覧いただきました。

また、折角ですので、現在製造しかけている
金星探査衛星のパーツ製作に使う素材にも触っていただき
息子さんには、「きみが触ったこの板が、金星まで飛んでいくんだよ!」と
説明して、おもいっきり指紋をつけてもらいました。
来年の5月には、宇宙へ飛んでいくからね!

私も畠中さんと同じように
娘と息子がいますが、やはり息子は同性であり、仲間です。
「娘に優しく、息子に厳しく!」という信念のもと
こうして親子で二人旅をされた畠中さんのお気持ちはよくわかります。

今回の旅で、いろんなことを経験して
ひとまわりもふたまわりも大きくなられたんではないでしょうか。
また、ぜひ遊びに来てくださいね!

詳しくは、畠中さんのブログでご紹介いただいております。
ご覧ください。
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