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2009年06月19日(金)更新

中小企業の成長・発展戦略!

皆さん、こんにちは!

一昨日は、名古屋にあります名城大学へ行き
愛知中小企業家同友会のお仲間の
株式会社ラッシュインターナショナル
代表取締役倉田雅美子さんの講義を伺いました。

来月始めに、私も3時間の講義の依頼を受けており
事前に、学生の皆さん、会場の雰囲気を知っておきたかったので
お願いして、同席させていただきました。
今回は、修士課程の学生さんを対象にしている講義です。

同社は、簡単に言うと、販売促進支援コンサルティングをされている企業です。
広告、チラシ、DM、WEB作成、キャラクター、ロゴマークデザインなどの
販売促進支援やデータ分析、顧客管理・分析、マーケティング戦略立案の
お手伝い等々、いろいろな業務をされています。

倉田さんは、大学卒業後トヨタ自動車に就職され、販売企画を担当されたそうです。
その後、ご結婚を機に、退職され、数年後に起業されます。
起業後、再度勉強しなくてはと大学院へ再入学され、MBAの資格を取得されました。

大学卒業から、現在までのいろいろな経緯をご紹介いただきましたが
その中で、印象深かったお話を紹介します。

まずは、経営理念です。
ラッシュ・インターナショナルさんの経営理念は
 ・ 女性の力を社会に活かす!
 ・ 感謝し合う。
 ・ お客様の期待を超える。
自社の存在意義が非常に明確に端的に示されていると感じました。

感謝し合うことは、大切なことですし
お客様の期待を超えるサービスを提供することも
私もいつも心がけていることです。
当社では、それを「サプライズ加工」と表現しています。
「こんなものができるの?すごいなぁ。」
そんなお客様の声が聞けたら、きっと一生のお付き合いができます。

もうひとつは、大企業と零細企業の違いについてのお話です。
倉田さんは、日本一の大企業と
最も小さい形態のベンチャー企業の両方で仕事をされたわけです。

大企業で就職されていた時は
常に「私でなくてもいいんだ。」と感じることの連続だったそうです。
一日休んでも、いないことも認識されない・・・。
自分は、歯車のひとつでもないことに気付かれたそうです。
ここにいても、私がいる意味が無い・・・。

零細企業では
自分で起業すれば、やればやっただけのことは必ず返ってきます。
そこで働く従業員さんも、一人ひとりが大切な人財です。
各自が、大切な役割を果たしていただいています

反面、零細中小企業では
大企業のように、新入社員にひとりずつ教育係をつけて
年間を通して、教育するようなことはできませんし
立派な福利厚生施設もありません。
トヨタ自動車時代に、学んだことも多く
感謝されているとお話されました。

まだまだ、心に響くたくさんのお話を伺いましたが
とても書き尽くせません。

最後に、二代目の私としては
やっぱり、創業者のパワーはすごい!と実感したご講演でした。
倉田さんのような素敵なお話はできませんが
私なりにカラーを出したお話ができたらと思います。

2009年06月17日(水)更新

町工場っていいよ!

皆さん、こんにちは!

先日、数名の地元公立高校の先生と
お話する機会をいただきました。

今年は、昨年に比べ、企業からの求人は
ほぼ半減しているそうです。

昨年までは、数社の大手自動車関連企業が
20人から30人の生徒さんを
まとめて採用いただいていたそうです。

ところが、就職する本人たちは
大手企業より中小企業を希望されていたそうです。
大手企業に入っても、組織の中で
歯車のひとつとなり、自分の意見が
仕事に反映されることが少ないことをわかってみえたからだそうです。

では、どうして大手企業に就職されたのでしょう。
その多くは、ご両親がご子息の将来的な安定を考慮され
経営基盤に不安のある中小企業への就職を反対され
やむなく決められたのだと伺いました。

今年は、その大企業からの求人は
昨年の10分の1に激減しているそうです。
ある工業高校の先生からは、
「今年はぜひ地元中堅企業への就職をお願いし、生徒たちが望んでいる
設計から製造、検査、納品までを自分でこなせる職場に就いて欲しいです。」
とお言葉をいただきました。

先生がおっしゃってみえる
地元中堅企業さんは、従業員数100名から300名ほどの会社です。
当社の数十倍の従業員さんがみえる会社です。

それだけの規模になったら
設計、製造、検査・・・それぞれの部門は独立し、自分の意思で
職種を選ぶことはできないのではと思います。

当社には設計開発部門はありませんが
お客様の図面を見て、自ら工程設計をし
段取りをし、加工プログラムを行い、工程内検査は自らの責任で実施します。
場合によっては、納品も加工者が行うこともあります。

先生のおっしゃっていた何でも自分で経験できる職場は
私どものような、小さな町工場だと思います。
とはいえ、今すぐ求人します!とは言えないのが残念です。
一日も早く、新入社員が迎えられる体制を整えたいと思っています。

町工場っていいよ!楽しいよ!
(まちこうばって読んでくださいね。まちこうじょうではないですから。(笑))
 
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2009年06月15日(月)更新

想いを言葉にし、行動に移す・・・

皆さん、こんにちは!

治部さんもご紹介されていますが
今日は、いつもe製造業の会でお世話になっています
株式会社共伸技研の加藤さんのお話をご紹介します。

共伸技研さんは
オーダーメイドの工業用のブラシを作ってみえます。
ブラシのことなら何でも知っているすごい人です。

その加藤さんが
「大阪のものづくり看板企業193社」に選ばれたことをきっかけに
2月頃から”橋本大阪府知事に、自社の早朝工場見学に来て欲しい”と想われ
その後、いろいろなところでいろいろな方にそのことをお話されたそうです。

すると・・・
先日行われました東国原知事とのシンポジウムの後に開催された
懇親会のパーティチケットをゲットされ、出席されたそうです。
さらに、橋本知事に直接お話をされ、自社で作ったブラシも手渡しされたそうです。
⇒詳しくは加藤さんのブログへ

想いを言葉にし、発することで
まわりの人が動かされ
いつしか加藤さんの夢が叶ったのです。
すばらしいですね。

素敵なお話を伺って、自分にも何か出来る、何かしなくてはと
たくさんの勇気と元気パワーをいただきました。
加藤さん、ありがとうございます。

工場見学、きっと実現しますよ!
応援しています!

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2009年06月15日(月)更新

大学生の皆さんと初顔合わせ・・・

皆さん、こんにちは!

12日の金曜日に
一緒に金星探査衛星を作ることになりました
愛知工科大学の奥山先生と学生さん6名が
当社の見学にみえました。

今回は、45分という限られた時間でしたので
30分ほどお時間をいただきまして
皆さんに、当社の会社概要をご説明しました。

礼儀正しく、元気な方ばかりで
たくさんのパワーをいただきました。

明日は、九州大学の学生さんを交え
大学で本格的なパーツ設計に入るそうです。
出来上がった図面に対して
長年のアルミの高精度加工の経験を生かし
有効なアドバイスができればと思います。

どんな図面が出来上がるのか、とても楽しみです。

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2009年06月13日(土)更新

社長はスーパーマン?

皆さん、こんにちは!
今日は事務局さんのお題にお答えします。

今週(6月12日ー18日)のお題
■「これだけは苦手」なことを教えてください■


お題の”これだけは、苦手”も
自分にとっては、これだけが得意と
していただいたほうがよいほど、苦手だらけの人間です。

さて、お題に対するお答えですが
「人前で話すのが苦手」
「リーダーシップをとるのが苦手」
「実は照れくさくて、社員を誉めるのが苦手」
の三つについてお話します。
少し長くなりますが、お付き合いください。

まず、「人前で話すのが苦手」という点については
ほんの5年ほど前までは、10数人の従業員さんの前で
お話するくらいの経験しかなく、会議所の会合で数十人の前で
2,3分の話をするだけでも、緊張して思うことが言えない状態でした。

ところが、中小企業家同友会という異業種交流会に参加するようになって
毎回のように、自分の意見をその場でまとめ、3分程度でお話しすることを
繰り返すうちに、だんだんと人前で話すことに慣れてきました。
今では時々、1時間から2時間程度の講演依頼もいただき
お話させていただいております。何事も慣れですね。

二番目の「リーダーシップをとるのが苦手」についてですが
これは、経営者にとっては致命的な欠点のように見えますが
これも徐々に学習していくことで、どうすれば全体をまとめられるかを
体得していけばよいと思います。

ぐいくいと引っ張るカリスマ性が無くても
自らの想いを繰り返し伝えることで
社内には徐々に自分の考えが浸透していくものだと思います。
ただし、優柔不断はいけませんね。

最後に、「実は照れくさくて、社員を誉めるのが苦手」についてです。
私は、照れくさい、慣れてないからぎこちなかったということがありましたが
それよりも、自分が先代の社長、つまり父から誉められたことがなかったので
どのタイミングで、何を、どのように誉めたらよいのかについて
全く知識も経験もなかったわけです。

これではいけないと思い
数年前から週に一度、コーチングを受けています。
毎回テーマを決めて、それについてコーチと話をしながら
自分でも気付いていない自分の考えや能力を引き出していただく手法です。

コーチングを受けながら、自分も少しずつコーチングの技術を学び
どうしたら相手の能力を引き出せるか、やる気を持って仕事に取り組んで
いただけれるかを考えながら、従業員さんの指導を進めています。

自社の強みは。。。と聞かれたら、100以上出てきますが
自分の得意なことはと聞かれたら・・・出てこないですね。
自らを客観的に見ることも大切だと気付きました。
ありがとうございました。感謝します。
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