大きくする 標準 小さくする
前ページ 次ページ

2008年07月03日(木)更新

視点を変えれば・・・

皆さん、こんにちは!

今日の話題は、業界ネタです。
専門用語が多く、わかりづらいかもしれませんが
わからないところは、ご遠慮なくコメントください。
やさしくご説明します。

今日は、午後から豊川商工会議所で行われました
産学連携推進協議会の会合に参加しました。

東三河地区の産学連携を進め、
各企業が活性化することを目的に、
年間いろいろな行事を開催しています。

今日は、事業活動報告、今後の活動の検討を行った後
愛知県一宮市で金属加工業を営んでみえる
菱輝金型工業株式会社の原康裕氏をお招きして
「航空機産業への進出について」
というお題で一時間ほどご講演をいただきました。

愛知県の景気は、今年の4月を境に
大きく景気後退局面を迎えています。

アネハ問題に端を発した問題で、確認申請が下りず
多数の工事が止まってしまっている建築業界を始め、、
流通、飲食、印刷、小売、金属加工業など
ほぼ全業種で下向きの短期予想が出ています。

その中で、
次なる産業として期待されているひとつに
航空機産業があります。

今回お話いただきました原社長は、10年前に、
「このまま、自動車関連のプレス金型をやっていてはジリ貧になるばかり。」
とそれまでやってきた仕事を一新し、
次なる産業は航空機産業だと考え、
業界最王手のM社にアポ無しで訪問されたそうです。

門前払いとなっても、何度も何度も
手を変え、品を変えて、アプローチし、
5年後にやっと、仕事の契約を勝ち取ったそうです。
すごい執念です。

緻密な計画があったと思いますが、
契約成立の決め手は、
原さんの執念と熱意ではないかと感じました。

私は、原さんのお話を伺うまでは、
航空機産業は、装置産業であり
巨大な門型のマシニングセンタを設備しないと
普通の1メートルクラスの工作機械では、
どこでも持っている設備なので、
付加価値の高い仕事はできないと考えていました。

原さんのお話でも、
初期に購入した機械は、マシンのストロークが
4m×11m×4mという巨大マシンだそうです。
基礎工事に数千万円、機械本体は、数億円。

確かにこの機械の導入で、
他社との差別化ができ、
付加価値の高い仕事が獲得できたわけですが
儲かるとわかっていても、なかなかできる投資ではありませんね。

でも、ご安心ください。
原さんには、航空機産業の中で、
大きな部品を作るばかりが
高付加価値の仕事ではないことも教えていただきました。

例えば、チタンという金属は、
今後ますます航空機に使用される予定ですが、
まだまだ対応できる企業は少ないし、
製品の用途上、チタンを使った航空機部品は、
1メートル以下のものがほとんどだそうです。
これなら、当社のマシンでも製造可能です。
(ただし、チタンはマグネシウムと同じく、発火しやすい金属です。)

数年後には、航空機産業の国内需要は、
現在の10倍になることは、
ほぼ間違いないそうです。

そうなった時に、
航空機部品が作れる体制作りができていれば
仕事はやりきれないくらい、たくさんあるわけです。

一方向からだけ見て、
この業界はだめだと決め付けないで
まずは業界に飛び込んで、いろいろな情報を入手し、
積極的にチャレンジしていく精神が大切なことを
教えていただきました。

最近、ちょっとだけ下を向きかけていましたが
今日のお話で、自分の甘さを痛感し、
たっぷりと反省しました。(笑)

たくさんパワーをいただき、
明日から、また顔晴れる!
そんな気持ちになれました。

ありがとうございました。感謝します!
愛知の、日本の未来を輝くものにしましょう!!

 アルミの高精度部品加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!


樹脂ギア

2008年07月01日(火)更新

今日から全国安全週間です!

皆さん、こんにちは!

今日から、7日までの1週間は、全国安全週間です。
○○週間と呼ばれるイベントは、たくさんありますが、
その中でも、全国安全週間がもっとも古い○○週間なのだそうです。

昨年の5月
当社では、創業以来最悪の労働災害が発生しました。
汎用旋盤で、製品を加工していたAさんが
普段では,考えられないことですが、
回転している製品を掴もうとして
親指の筋を断裂し、一時は指が動かない心配もありました。

幸い、市民病院に指の専門医がみえて
指はなんとか動くようにはなりました。
でも、一度壊れてしまったものを
元に戻すには、長期間のリハビリが必要です。

こうした事故を二度と起こさないために、
事故発生直後から、労働災害の専門家である
ROKIネットの柿田恭嗣先生にお願いし、
毎月1回の労働安全勉強会を開催してまいりました。

勉強していくなかで、
この安全週間もご紹介いただき、
昨年に続き、今年も社内にポスターを掲示するなどして、
労働安全の推進を行っています。

今年は、柿田さんのアイデアで
労働安全の標語を社内募集し、
下記の5点を会社の階段に掲示しています。
なかなかの秀作ぞろいです。

 ・ 指差し呼称 機械を運転する その前に

 ・ あせり はぶきは 事故のもと

 ・ 仕事前 ぐるり見回し 安全確認

 ・ ちょっとした 気の緩みが 事故になる

 ・ これくらい大丈夫 慣れた仕事が 危険の落とし穴

 全国安全週間の今年のスローガンは、
  「トップが率先 みんなが実行 つみ取ろう職場の危険」
 です。


ちなみに、この階段標語は、
久米さんが、三州製菓様の取り組み
ご紹介されていたのを拝見して、アイデアをいただきました。
久米さん、ありがとうございます。
 
 アルミの超精密サプライズ加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!



労働安全標語

2008年06月29日(日)更新

小さなことからひとつずつ

皆さん、こんにちは!

今日の朝日新聞に、
愛知県のコンビニエンスストアが
地球環境に配慮し、電力消費を抑えるため、
深夜営業を自粛するという記事がありました。

少しずつ、地球環境の問題を考えることは
とても大切なことだと思います。
あれが、これがと考えず、
自分の身近なところから、
できることから、進めていくことが大切ですね。

コンビニエンスストアの話を聞いて
すぐに連想したのが、自動販売機です。
日本ほど、自動販売機が多い国はないそうです。
しかも、1台の自販機が年間消費する電力は、
一般家庭1件分の消費量に相当するそうです。

コンビニも自動販売機もそれがあることで、
自然界では有り得ない光源になっています。
明るいことで、防犯に役立っていることは確かですが
できる範囲で改善していくことが必要な時期にきています。

地球温暖化の問題は、毎日のようにニュースとなり
石油を始めとする化石燃料を燃やすことで
オゾン層が破壊され、
有害な放射線が地球上に降り注ぎ、
地表の温度を急激に上昇させています。

環境が急に変化することで、
地上の生物に悪影響を与え始めています。

温暖化に関して、車の排気ガスが問題視されていますが
その何十倍も、何百倍も悪影響を与えているのは
成層圏近くを飛行しているジェット旅客機です。

多大な悪影響を与えているにもかかわらず
ジェット機が悪いという話はあまり耳にしません。
巨大な力で、情報操作されているようにも思えますが
考えすぎなのかもしれません。

私は、何が悪い、誰が悪いと言っているのではありません。

みんなが、一人ひとりが、地球環境を守る努力をしないと
一日も早く、真剣に取り組まないと
子供たちの時代にはたいへんなことになってしまいます。

どんなことも
何が問題なのかを
かかわる人それぞれが
毎日、すこしずつ、ひとつずつ検討し、
改善していくことが大切ですね。

p。s
当社では、環境省が制定されている
エコアクション21に関する勉強を
やっと始めたところです。
まずは、省エネを実施しなければ。

 アルミの高精度部品加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!
 精密部品加工が好きだ★10年後には、オンリーOne!

2008年06月27日(金)更新

実り多きOFFになることを祈念します!

皆さん、こんにちは!

今日は、経営者会報ブログのOFF会ですね。

OFFラインで、実際に皆さんとお会いし、
いろいろなお話をしたいと思っていましたが、
どうしてもはずせない会合があり、
今回は参加できません。

明治大学の先生や学生さんとの交流も
大変興味があります。

次回の年末開催時までは
皆さんとブログ上での交流を深めさせて
いただきたいと思っております。
よろしくお願い致します。

今日のOFF会が実り多き会となるよう
お祈り申し上げます。
今後ともよろしくお願い致します。

 アルミの超精密サプライズ加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!

2008年06月24日(火)更新

10年後には、一人年間一億円の売り上げを!

皆さん、こんにちは!

今回は、明治大学の学生さんのお題にお答えしようと思います。
でも、答えになっているかどうかは、ちょっと疑問符がつきますが。

<質問>
御社の最適規模(従業員数、売上高などで測るとして)は、
どの程度のものとお考えでしょうか。
その理由についてもお聞かせください。

(明治大学商学部教授 村田潔さん)


私は、父から引継ぎ、代表取締役になってから
今年で9年になります。
現状の従業員数は、14名です。

当初から、会社の人数を増やし
どんどん年商を増やしていこうとは思っていません。
少数精鋭で、小さくてもキラリと光る企業を目指しています。

当社の目指しているのは、アパレル業界でいうと
安価で大量生産する大型店ではなく、
高級ブランドを扱うブティックなのです。

大量生産し、コストパフォーマンスに優れた製品を
提供することも大切ですが
当社のような経営資源に乏しい企業は
少数精鋭で、こだわりある経営をしなくてはと考えております。

付加価値の高い仕事を求め、
お客様の立場になったモノづくりを進めることで
お客様を驚かせ、
感動いただき、
笑顔になっていただく・・・
そんな仕事ができる企業を目指しています。

現状の売り上げは1.5億にも満たない数字ですが
10年後には、一人1億の売り上げで
年間14億円の売り上げを目指しています。

そうなったあかつきには、
従業員一人当たりの年間給与は
最低でもひとり1,200万円にしたいのです。

仕事の成果は、
お金だけでははかれませんが
今の町工場の職人の給与は、
他の業界に比べ、かなり低いといわざるを得ません。

10年で売り上げ10倍は
夢物語と思われるでしょうが
現状で社内にある一番付加価値の高い仕事で
社内をすべて満たすことができたら
それだけで、9.5億円の売り上げが確保できます。

まあ、あくまで皮算用なのですが
でも、そうした高付加価値の仕事が
ひとつ、またひとつと増えてきています。

人、モノ、金、どれをとっても
経営資源の少ない零細中小企業が
輝くためには、投資は自らの得意分野、
すなわちUSPの部分を伸ばすためのみに行い
それ以外の部分は、お互いにネットワーク作りを進めて
お互いに協力し合う体制作りが必要だと考えます。

というわけで
当社の10年後は、やはり今と同じ14人。
人は若返っているのが理想です。
売上高は、14億円、
経常利益は、2.8億円が目標です。

 アルミの高精度部品加工のことなら、蒲郡製作所へ!!
«前へ 次へ»