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2008年10月05日(日)更新

「どうせ無理」を吹き飛ばせ!

皆さん、こんにちは!

今日は9月26日に岡崎ニューグランドホテルで開催されました
愛知中小企業家同友会・岡崎支部創立30周年記念講演をレポートします。
久々に心が熱くなりました。たくさんの感動と学び、気づきをいただきました。

ご講演されたのは、北海道同友会の会員で
株式会社植松電機専務の植松努さんです。
演題は、「どうせ無理」を吹き飛ばせ!
~ゼロからのスタート 開拓魂 宇宙へ飛ぶ~でした。

植松さんは、北海道芦別市で誕生され、
小さい頃から飛行機やロケットに興味を持ってみえました。
好きな紙飛行機作りに夢中になり、学校の勉強はしなかったため
いわゆる学校の成績は最低だったそうです。

中学生の進路相談で、
「将来は、飛行機やロケットの仕事がしたい!」と言ったところ
「ばかじゃないの?お前の頭でできるわけないだろう。
        というか、この町に生まれた段階で無理だわ。」
「飛行機やロケットの設計は東大を出ないと無理だ。」
と先生に言われたそうです。

しかし、植松少年は、こんなことでは諦めなかったそうです。
かの有名なライト兄弟だって、東大へは行ってない!
俺にもきっとできるはずだ!
先生の言葉を無視し、好きな飛行機やロケットの勉強を独学で続けました。
諦めなかったのです。

その後、植松さんは北見工業大学へ進学され
卒業後、航空機関連の大手企業に勤められたあと
今は、お父様が経営されている植松電機で手腕を発揮されています。

植松さんは、現在次世代のスペースシャトルのエンジン開発に従事されています。
再来年には、このスペースシャトルは地球と宇宙とを行き来する予定です。
共同でシャトル開発をしているロケットプレーン・ジャパン・キスラー社は、
すでにスペースウエディングというプランを売り出し中です。
宇宙で結婚式をあげましょう!という企画です。

費用は、2億4千万円。
私の手には届きませんが
お金で宇宙旅行が買える時代になったのですね。

子供の頃、植松少年に対して
「どうせ無理、お前に飛行機作りなんでできるわけない。」と
言い続けた大人たちは、どうしてそんなことしたのでしょう。
彼は、”どうせ無理!”という言葉に行き着いたそうです。

自分の未来を信じられない人は
他人の未来も信じられない。
その結果、他人の未来を奪うような言動をしてしまうのではないか?

植松さんは
「明日からは、どうせ無理という考え方をやめて
だったら、こうしてみたら?に置き換えてみてください。」
とおっしゃっていました。

無理と考えず、最後まで夢を諦めない強いこころを持った方でした。

「諦めることは、悪いまま放置することです。
 挑戦を始めたら、良くなるまで諦めないことが大切です。
  諦めるとどんな素敵な過去も後悔の対象になります。
   諦めないと、どんなつらい過去も感謝の対象になるのです。」


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2008年09月23日(火)更新

君を幸せにする会社

皆さん、こんにちは!

今日は、村上肇さんの推薦図書「君を幸せにする会社」を
拝読させていただきました。
(村上さんには、推薦図書じゃないですってと言われそうですが。)

当社では、今、全社一丸となって理念の共有を目指し
会社の経営改革を進めています。
ところが、問題は山積しています。

ISO9001の品質マネジメントシステムを構築し
顧客第一主義を唱えましたが、それもいつしか絵に描いた餅。
書いた餅もだんだんと薄れてくる始末です。

我々町工場の職人さんは、個々の仕事は責任を持って
きちんと果たしてくれます。
ところが、皆で何かを成し遂げようという気持ちが薄いのです。
1+1=2でしかなく、3にも、5にもなる能力を持ちながら
なかなか協力して作業をすることができないでいました。

発展途上の当社も、古芝さんの工場を見学させていただき
”儲けとツキを呼ぶ「ゴミゼロ化」工場の秘密”を皆で拝読し
毎朝の床掃除やその他の3S活動を通じて、少しずつ気持ちが
近づいてきたように感じていました。

しかしながら・・・従業員に「最近少しは変わってきたかな?」と聞いてみても
「変わったのは、社長だけじゃない?」とつれない返事。
まだまだ努力が足りないと感じています。

そんな中、この本の中には、今後どのように会社経営を
していけばよいのかのヒントがたくさん書かれていました。

「いったいどうすればいいんだ?
  こんなにがんばっているのに。」
「答えは現場にある。」

「人は誰でも幸せになりたいと思っている。
 でも当社も含めて、ほとんどの会社はお客様を幸せにすることよりも、
 モノやサービスという機能ばかりを追及している。会社の利益は、お客様の
 幸せの対価ってことなんだ。」

「働く目的は、お金のためだけじゃない、人を幸せにするためなんだ。」
「お客様の幸せの前に、まず従業員のみんなを幸せにすることが優先だ。」

「社員から信頼されないのは、自分が社員を信頼していないから。」

「幸福は、外に求めるものではなく、幸福は自分のなかにあった。
 幸福の源は、身の回りにあふれていて、そこに意識を向け感謝できるか
 どうかの違いだけだったのだ。すべてに感謝することで、あらゆるものごとに
 対する接し方が変わっていった。」

「他者と競ったり比較したりすることから自由になれば、
 すべてに感謝の心をもって幸せに生きることができる。」

一冊の本からたくさんの学びをいただきました。
「利益は創造した本源的価値の対価である。」
仕事が欲しいからと理由も無く値下げしたり、他社と比較して製品の
価格を調整したり・・・。

当社は、お客様からいただいた図面に基づいて製品を製作し
その対価としての加工費をいただくのが仕事です。
我々の作った製品は、材料費、加工費などの経費の積み重ねでなく
本来は、付加価値によって決まるべきものだと考えています。

たとえ1時間かかろうが誰でもどこでもできるものは、1、000円
10分で作れても、世界中で当社しかできない製品なら、100万円でも
安いと言っていただけるかもしれません。

良いものを作るには、自分が幸せを感じていることも必要ですね。
でも、満たされていることは、決して贅沢をしていることでもなければ
いわゆる平均水準以上の給与を得ていることでもないと思います。
普通に生活でき、普通に笑っていられることを幸せと感じ、心から
周りの人々に感謝できるかどうかが大切だと教えていただきました。

創造することはたやすいことではありません。
でも、日々小さな努力を重ね、すべてに感謝し、それによって生まれる
幸福感を周囲に分け与えていけるようになって愛に満ち溢れた会社に
なれたら、いつかすばらしいシンクロニシティに出会えると信じています。

村上さんのおかげで
また少しだけ目指すものが見えてきたようです。
ありがとうございます。感謝します。

君を幸せにする会社

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2008年06月24日(火)更新

10年後には、一人年間一億円の売り上げを!

皆さん、こんにちは!

今回は、明治大学の学生さんのお題にお答えしようと思います。
でも、答えになっているかどうかは、ちょっと疑問符がつきますが。

<質問>
御社の最適規模(従業員数、売上高などで測るとして)は、
どの程度のものとお考えでしょうか。
その理由についてもお聞かせください。

(明治大学商学部教授 村田潔さん)


私は、父から引継ぎ、代表取締役になってから
今年で9年になります。
現状の従業員数は、14名です。

当初から、会社の人数を増やし
どんどん年商を増やしていこうとは思っていません。
少数精鋭で、小さくてもキラリと光る企業を目指しています。

当社の目指しているのは、アパレル業界でいうと
安価で大量生産する大型店ではなく、
高級ブランドを扱うブティックなのです。

大量生産し、コストパフォーマンスに優れた製品を
提供することも大切ですが
当社のような経営資源に乏しい企業は
少数精鋭で、こだわりある経営をしなくてはと考えております。

付加価値の高い仕事を求め、
お客様の立場になったモノづくりを進めることで
お客様を驚かせ、
感動いただき、
笑顔になっていただく・・・
そんな仕事ができる企業を目指しています。

現状の売り上げは1.5億にも満たない数字ですが
10年後には、一人1億の売り上げで
年間14億円の売り上げを目指しています。

そうなったあかつきには、
従業員一人当たりの年間給与は
最低でもひとり1,200万円にしたいのです。

仕事の成果は、
お金だけでははかれませんが
今の町工場の職人の給与は、
他の業界に比べ、かなり低いといわざるを得ません。

10年で売り上げ10倍は
夢物語と思われるでしょうが
現状で社内にある一番付加価値の高い仕事で
社内をすべて満たすことができたら
それだけで、9.5億円の売り上げが確保できます。

まあ、あくまで皮算用なのですが
でも、そうした高付加価値の仕事が
ひとつ、またひとつと増えてきています。

人、モノ、金、どれをとっても
経営資源の少ない零細中小企業が
輝くためには、投資は自らの得意分野、
すなわちUSPの部分を伸ばすためのみに行い
それ以外の部分は、お互いにネットワーク作りを進めて
お互いに協力し合う体制作りが必要だと考えます。

というわけで
当社の10年後は、やはり今と同じ14人。
人は若返っているのが理想です。
売上高は、14億円、
経常利益は、2.8億円が目標です。

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2008年06月21日(土)更新

当社の経営理念・時代の夢をかたちにする!

皆さん、こんにちは!

今日は、下記の今週のお題に対し、回答させていただきます。

■経営理念をお聞かせください!■

以前、お聞きした「社是・社訓」にも通じますが、
意外にも「経営理念」はストレートにお聞きしてきませんでした。
 
とくに、新規加入の会員さんには、
自社のご紹介を兼ねて綴っていただけましたら幸いです


先日の自己紹介でも、お話しましたとおり
当社は、私の父、昌年が昭和29年7月に創業した会社です。
創業以来、光学機器⇒計測機器⇒医療機器⇒OA機器⇒半導体関連機器
  ⇒光通信機器⇒燃料電池関連機器と次第にお客様を増やし、
お客様は時代と共に変化してきましたが、
一貫して、精密部品加工の製造を通して、社会に貢献してきました。

【経営理念】
 「精密部品加工分野で、社員一丸となって創意工夫を心がけ、
  こだわりあるモノづくりを続け、時代の夢をかたちにすることで、
                  社会に貢献できる会社を目指す。」


   一、 私たちは、仕事に対し、常にプライドを持ち、知恵を重んじる
      社風を大切にして、失敗を恐れず、日々前進すること心がけます。
   一、 私たちは、「誠実、感謝、思いやり」の心を持ち、明るく、楽しく
      働ける職場づくりを目指します。
   一、 私たちは、顧客第一主義を徹底し、お客様からのいかなる要求にも
      応えることができるように、最新鋭の工作機械の導入及び加工技術
      の習得を続けます。
   一、 私たちは、”鶏口牛後”の精神を持ち、品質・加工技術において、他
      社との差別化を図り、小さくてもキラリと光る会社づくりを目指し
      ます。
   一、 私たちは、社業を継続することで、地域社会の活性化を目指し、会
      社を取り巻く仲間、地域の人々と共に、幸福な人生を歩めるよう、
      輝く未来を創造します。

経営理念とは、自社の存在意義を明確に示したもので、
これさえ、きちんと決まっていたら
極端に言って、誰が社長になろうと、
その会社の軸がぶれないほどのものであることが理想だと考えています。

しかしながら、当社の理念は
私が4年前に愛知中小企業家同友会に入会してから
ご指導いただいて、作成したものです。

ですから、創業者が作ったものではありません。
言い方を変えると、
私が考え、私の想いがストレートに反映されたものなのです。

ただし、現状では、私を含め、社員のみんなが納得している理念ではなく
これから、どんどんと当社の存在意義を明確に示したものに
仕上げていかなくてはと思っています。

伸びる企業は、経営理念が明確になっており、
各部門の目標は毎日朝礼で唱和され、
ベクトルあわせができており、
進むべき道が明確になっています。

一人ひとりの社員を、
長さ(能力・やる気)と方向性を持ったベクトルと考えると
個々の力は小さくても、同じ方向に向けば、会社は伸びるはずです。

逆に、伸び悩んでいる企業は、
社長は、自分ひとりで努力しているつもりでいても
社員の力は、各自ばらばらな方向に向いているため、
分散してしまい、効果がでません。
結果として業績も伸びないのです。

いくら一生懸命に汗をかいて働いても、
間違った方向を向いていたら会社は伸びません。

従業員の皆さんが、力を合わせて、
組織としての力を発揮し、
1+1=5にも10にもなるような
そんな会社づくりを目指しています!

 アルミの高精度部品加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!

 精密部品加工が好きだ★10年後にはオンリーOne!

フライス高精度品

2008年06月17日(火)更新

ただ今、企画を応援中!

皆さん、こんにちは!

昨日のブログで、三元ラセン管工業㈱の高嶋さんがご紹介されていました
「ベストセラーを書こう!プロジェクト」について、
私もお話させていただきます。

この企画は、簡単にご説明しますと、
一般の方から広く企画を募りベストセラーを生み出そう
という試みだそうです。

1次審査を通過し、2次審査に残った企画の中には、

”なぜ銀座のホステスは頭がいいと言われるのか”
”Hより気持ちイイ 脳と体に効くマッサージランニング”
”恋の脳トレ”

など、魅力的なタイトルが並んでいますが、やはり一押しは
私がいつもe製造業の会でお世話になっている井寄奈美さんの
”なにわの損得勘定~社会保険・年金・税金で得する方法”
でしょう!

お知り合いだから、お勧めしていることもちょっとだけありますが、(笑)
紹介の冒頭から、大阪の人間の判断基準は「どっちが得か」と
きっぱり言い切ってしまわれているところがとてもインパクトがあります。
具体的な本の内容としては社会保険、年金、税金の分野で
”知っている人は得をして、知らない人は損をする”お話を
ご紹介いただいています。

今、旬の話題と言えば、年金ですね。
将来の社会保障のために、消費税アップという話もあります。

そんな話も含めて、私たちの「何で?どうして?」を解決してくれる
すばらしい本が執筆されることを期待しています。
経営者としてもこうした知識をきちんと持つことは
とても大切なことだと思います。
ただし、”正しい夫の選び方”という部分は削除ください。
私が二度と結婚できなくなりますから。(笑)
(#あんた、二度目を考えてるんかい!)

井寄さんを皆さんで応援しましょう!
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