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2009年09月30日(水)更新

ふんどしを締めなおして・・・

皆さん、こんにちは!

昨日は、あるお客様とお話し
いろいろな情報をいただきました。

自動車関連の話が多かったのですが
大手メーカーは、コスト削減のため
ラインの工程能力を3割上げる取り組みを行っており
まもなく協力先にも同様の条件を要求してくる見込みだそうです。

今まで、改善を重ね、これ以上できないと思われるところまで
絞りに絞った雑巾を、さらに3割絞る努力は、並大抵ではないと考えます。

いろいろな景況動向調査では、今年6月を底に
回復基調にあるように報じられていますが
私のまわりでは、回復どころか、一度改善された状態が
再度悪化しているように感じます。

仕事が薄い上に、さらにコストパフォーマンスを要求される
厳しい条件下ですが、それでも進むべき道はあるはずです。
従業員10名少しの会社で、景気のせい、政治のせいにすることはできません。

最近、TVや新聞で「二番底」という言葉も頻繁に聞くようになりました。
二番底の問題は、もう少し先かと思っていましたが
そういえば、昨年のリーマンショックも、ニ、三年後と思っていたのが
突然来たのを思い出し、少しずつでも今日から備えることにします。
何をするかは、秘密です。(笑)

皆さんのまわりの景況もお知らせいただければ幸いです。

 アルミの高精度部品加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!

2009年09月26日(土)更新

あったかいおみせ・・・

皆さん、こんにちは!

先ほど、投稿しました岡崎市での講演の後
そのまた隣町の安城市で午後7時から会合がありましたので
夕食は市内のうどん屋さんで食べました。

初めて入ったお店での出来事です。
午後5時を少しまわった頃です。
お店には、おふたりのお年寄りがお食事をされてみえました。

おふたりが帰られた後のことです。
お店の方同士の会話が耳に入ってきました。
「さっきのお客さん、汁まで全部飲んでいただいて
  おいしかったってお礼を言われたよ。ありがたいねぇ。感謝しなくちゃねぇ。」
私に聞こえるように大声でお話されていたわけではないので
おおよそこんなお話だったと思います。

私は、たまご丼とざるうどんのセットメニューをお願いしました。
少しだけ時間がかかったようにも思いましたが・・・。
出来る前に、「お待たせしちゃって、申し訳ないですねぇ。」
と声をかけていただき、できたものを持ってきていただいた時も同様に・・・。

さらには、作られた方も
「時間がかかっちゃって、申し訳ないです。」と
わざわざ出てみえて、おっしゃいました。
当然のことながら、帰りのレジでも・・・。
たまご丼もうどんもとてもおいしかったです。
私も、「とてもおいしかったです。ごちそうさまでした。」とお礼を言いました。

帰り際、ふと壁を見ると
「ツキを呼ぶ魔法の言葉」で有名な五日市剛さんと
ご一緒に写った写真と色紙が飾ってありました。
人生の窮地に立ってみえた時に、五日市さんとお会いして救われたそうです。

今回は、直接お店の方と五日市さんのお話はしませんでしたが
次回も安城市に行ったら、ぜひ食べに行こうと思います。
JR安城駅前、徒歩2分のお店です。

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2009年09月26日(土)更新

岡崎商工会議所機械金属部会9月例会にて講演

皆さん、こんにちは!

24日木曜日に
隣町である岡崎市の商工会議所機械金属部会さまのご依頼で
「21世紀のまちこうば」
~超精密加工で世界初の深宇宙探査衛星打ち上げにチャレンジ!~
と題し、一時間半ほどお時間をいただき、当社の事例発表をさせていただきました。

こうした機会をいただくことは、またとない営業活動のチャンスです。
何度もこのブログでもお話しておりますが
私は目立つことも、人前で話すことも大嫌いです。
隠れてひっそりと暮らすことが信条なのですが
社長という仕事に就いている以上、会社の知名度を上げることは
経営者として最も大切な仕事の一つだと考えております。

というわけで、今回も大そうな御題をいただきましたが
笑顔でお引き受け致しました。(笑)

今後、我々のようなモノづくり企業も
積極的にマーケティングを行い、自社のブランディングを
行っていく必要があると考えています。

そのために、今心がけているのは
0.001mmの加工精度が出せるよ!
0.1mmのアルミの板が削れるよ!
といった出来ることを具体的に示すことより
年間、16億円の利益貢献をしましたよ!
当社がパーツを納めるようになってから
その機械の組み立て工程が8分の1に短縮されましたよ!
といったお客様に喜んでいただいたエピソードとして伝える努力をしています。

今回の報告でも、冒頭でこうしたエピソードを10例ほどお話し
その後に、自社の強みを見つけ、それを明確にお客様に伝える
情報発信の方法について、お話致しました。

私の報告の後、30分ほどの懇親会がありましたが
席上、皆様からは「大変参考になりました。」とありがたいお言葉をいただき
また、数社の方には、工場見学の依頼もいただきました。

ありがたいことです。
今回の機会をいただきました三井様と
機械金属部会の峰澤会長様、岡崎商工会議所の平野様には
改めて御礼申し上げます。
お世話になりました。ありがとうございます。

今後もいただいたご縁を大切にしていきたいと存じます。
よろしくお願い致します。

 アルミの高精度部品加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!

2009年09月22日(火)更新

次世代のものづくりを拓く精密微細加工技術

皆さん、こんにちは!

先週の金曜日、9月18日に
豊橋技術科学大学において
「次世代ものづくりを拓く精密微細加工技術」と題して
豊橋技術科学大学OSG寄付講座の公開講演会が行われました。

寄付講座という言葉は、耳慣れない言葉ですが
一般企業が、一定期間にお金を寄付して
あるテーマでの研究を大学と一緒に行うための仕組みです。

当社は、工具メーカーであるOSG㈱様と
工作機械メーカーである㈱キラ・コーポレーション様と
豊橋科学技術大学との間で、2年半前から
微細精密加工の加工技術の確立と
加工に使用する工具と工作機械の開発を進めてきました。

我々が、微細精密加工と位置づけているのは
直径が0.1mm以下の髪の毛よりも細い工具を使った切削加工です。
金属や樹脂に穴をあけたり、溝を加工したりすることに挑戦しています。

この日は、午前中はまず初めに
講座の全体を統括されている柴田先生より
寄附講座の基本方針と進展概要の説明があったのち

我々産業界の3社が
微細加工機の新戦略(キラ・コーポレーション 小林氏)
微細加工工具の展開(OSG 久保田氏)
微細加工の受託戦略(蒲郡製作所 伊藤)
とそれぞれ20分の時間をいただき、活動の紹介を行いました。

午後は、アカデミックにお世話になっている先生方の研究報告でした。
内容としては、
 ・ 極小径エンドミル切削に関する研究(野村先生)
 ・ 極小径ドリルの加工挙動に関する研究(桝田先生)
 ・ 極小径ドリルの疲労寿命に関する研究(村上先生)
 ・ 主軸回転精度測定法の開発(堀内先生)
といったお話でした。

その後、特別講演としまして、お二人の専門家のお話を伺いました。
 「ナノスケール機械加工・計測システムの開発と応用」(富山大学・森田先生)
 「ガラス製マイクロ光学レンズ成形用カーボン系精密金型」(信州大学・杉本先生)

最先端のお話を伺い、自らの立ち位置をどこに置けばよいのかを
再度考え直す良い機会をいただきました。

締めとして、懇親会も開催され、学び多き一日となりました。
ご準備いただきました関係者の皆様に感謝致します。
ありがとうございました。

 アルミの高精度部品加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!

2009年09月21日(月)更新

原点に戻る・・・

皆さん、こんにちは!

先週末から、シルバーウィークですね。
今日は、お休みのところが多いせいで
電話機がほとんど鳴りません。
こういう日は、土曜日の出勤日同様、仕事がはかどります。

<質問>------------------------------

八方ふさがりのとき、どうやって状況を打開しますか?


                  (立教大学経済学部 大澤徳さん)

----------------------------------


さて、今日は、立教大学の大澤さんのご質問にお答えします。
私の回答も、いよりさんと同じく、八方ふさがりになったという経験がありません。
たぶん、厳しい状態には、幾度も遭遇していると思いますが
あまり深く考えないので、一日二日悩んでいるうちに何とかなってしまいます。

でも、これでは全く回答になっていないので
少しだけ、困った時の解決法についてお話します。

悩んだ時は、”原点に戻る”ことを実践しています。
私たちの仕事は、お客様から図面をいただき
その図面に忠実にモノづくりをすることです。
製品によっては、10箇所ほどの工程を経て
完成品になるケースもあります。

工程途中のトラブルなら
問題の工程で解決することを考えますが
全工程終了した後に、うまくできていないこともあります。

そのような時は、まずは各工程でミスがなかったかを確認し
各々がちゃんとできているようなら、すべてを白紙に戻して
材料取りから、加工を始めます。
それぞれの工程の初めと終わりで
その工程の内容を確認しながら
どこで不具合が起こっているのかを細かく探ります。

モノづくりは、たまたま起きたように思えても
大半は、必然的に起こっていることばかりです。
細かく検証すれば、必ず原因はつかめるものです。
また、それができないと良いものができても
”たまたま良いものができた”ことになり
お客様の信頼を得ることはできません。

このように、困った時には
積み上げた積み木を一旦崩して
また一から積み直すことで、一件落着となることが多いですね。
 
 アルミの高精度部品加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!
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