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2013年03月07日(木)更新

愛知同友会景況分析会議に参加!

皆さん、こんにちは!

昨夜は、名古屋で開催されました
愛知同友会景況分析会議に参加しました。
3ヵ月に一度、製造、建設、情報、流通、サービス等々の
いろいろな業界の方が集まり、自社の現状と業界の動向を話し合い
最後に、ご参加いただいた立教大学山口義行先生のお話を伺いました。

守秘義務がありますので
一般的なお話になりますが、印象に残ったことをお話します。

まずは、消費税増税に伴う土地、建設関連の駆け込み需要の問題です。
すでにかなり動きがあり、建設関連の参加者企業さんの3ヵ月先の予想は
いずれも業界、自社ともにアップ。しばらくはかなりの好景気となるようです。
ただし、あくまで、先食い感があると思います。

また、建設関連では、ここ数年、厳しい経営環境が続いたため
職人を減らしてきた結果、今回のように好況になっても
今度は仕事ができる職人さんが必要数集まらないという問題が起きています。
さらに、復興で東北へ行っている人とか関東の方が儲かるために
そちらにも人手を取られている実情もあるようです。

人の問題は、当社のような町工場でも深刻です。
高齢化が進んでいる企業が少なくありません。
当社も例外ではなく、来年以降、積極的に新卒採用を進める予定です。

自動車産業では、T社が新発売した○ラウンが絶好調のようで
メーカー自体は、現在はかなりの増産体制だそうです。

しかし、大手企業の協力先の仕事量は
各社まだら模様で、系列の違いや作っている車により
忙しいところとそうでないところの格差が広がっているようです。

大手企業が、下請けを統合する動きも出てきており
加えて、生産の海外移転、東北、九州への移転も加速しているようです。

アベノミクスの効果については
マスメディア全体で盛り上げようとしているため
私も応援していこうと思います。

が・・・
円安に振れ、ちゃんとした理由もないのに投機筋の都合で株が上がり
ごく一部の輸出型大企業が恩恵を受けているだけのようにもみえます。
多くの中小企業、小規模事業者は、内需型で、国内を相手にして仕事をしており
良くなったという実感は、まったくないと感じています。

原油の価格上昇で、電力量も上がり
外食産業では、輸入食材の価格が上昇して
経営をかなり圧迫していると聞いています。
意外なところですと、印刷業界で使っている紙は
今までは、輸入紙が主体だったそうですが
円安の影響で、国産紙へ切り替わりました。

まだまだ、たくさんの情報をいただきましたが
景気先行きは、不安定要因がいっぱいあり、楽観視はできないですね。

結論としては、景気を頼りに、政府を頼りに
経営を考えてはいけないということです。
自分の会社は、自分で何とかする手立てを考えましょう。
誰も助けてはくれません。
会社のことを考えてくれるのは、社員さんとステークホルダーの方々だけです。
社員さんをもっともっと巻き込んで、一緒に社内を改革しようと思います。

言うのは簡単だけど、難しいんだよなあ。

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