大きくする 標準 小さくする

2013年03月01日(金)更新

海外とどう向き合うか?

皆さん、こんにちは!

今日は、先週末参加しましたあいち青年同友会合同例会の
分科会について、お話します。

基調報告の後、
経営指針や自立型企業のあり方、事業継承、顧客創造など
経営者として学ぶべきいろいろなテーマについて
8つの分科会の中から、自分の興味ある報告を選び
報告を伺った後、6人ほどのグループに分かれ、討論しました。

私が参加したのは、海外進出を考える第3分科会です。
社員数15名と小規模ながら、自社製品を持ち
自社の独自技術と人脈、自らの経営戦略により
海外進出をされているトーケン樹脂化学株式会社の
戸田浩司氏のご報告を伺いました。

戸田さんの会社は、ウレタン用接着剤や
車両用の内装天井用接着剤などを製造販売されています。
天井用接着剤では、国内のかなりのシェアを占めているそうです。

お父様である社長が中国進出を決断され
その想いを共有して、ご自身は責任者として
中国に合弁会社を立ち上げた経緯や現在の状況
今後の計画などについて詳細にご説明いただきました。

グループ討論では
自分の業界の動向として、今後海外との関係はどうなるのかについてと
自社の理念をふまえて、今後海外との関係をどうするべきだと考えているか
について、話し合いました。

私のグループは、私以外の方々は
何らかの形で海外との取引がある方でしたので
実体験からのお話をお伺いすることができ
大変勉強になりました。

その中で、印象的だったことは・・・
・海外進出するにあたり、日本で認められている技術でなければ
 海外でも通用しない。世界どこでも、自社の存在意義を問うことが大切。
・いきなり過大な投資をしない。
・進出する際には、パートナーとの信頼関係、友好関係が大事。
・事前準備を綿密に行うことで、海外進出のハードルはどんどん下がる。
・海外進出することは、自社の経営理念に沿っているかを問い直すことが重要。
・海外へ出る方法は、幾つかある。現地法人を設立する、国内に留まり、輸出のみで対応する、
 パートナーに技術提供する、などなど。
・何事もスピードが大切。何でも自分でやろうとせず、専門家をうまく利用する。

当社にとって、海外進出するかどうかは
自社の理念、存在意義を問い直し、じっくり考えることが必要です。

 アルミの超精密サプライズ加工のことなら、蒲郡製作所へ!!!