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2010年05月27日(木)更新

unitec-1のその後・・・

皆さん、こんにちは!

先週の21日金曜日に宇宙へ飛び出した
深宇宙探査衛星UNITEC-1のその後についてお話します。

22日には、愛知工科大学へ伺い
UNITEC-1からの電波受信実験に立ち合いました。
愛知工科大学では、諸条件が整わず
はっきりとこれがUNITEC-1からの電波だとわかる信号はキャッチできませんでした。
他の受信基地では、大型のアンテナで高精度な受信装置を持っているところでは
数か所で電波受信に成功したと伺っています。
ちゃんと宇宙へ飛び出して、壊れずに電波を発信したことは確認済みです。

ところが・・・
本日の新聞報道では、UNITEC-1をはじめ
打ち上げられた相乗り衛星のうちの創価大学が打ち上げた”ねがい”以外の衛星が
衛星からの電波を受信できず、行方不明になっているとの記事がありました。

詳しいことはお話できませんが
UNITEC-1は、始めから金星まで飛んでいくことを想定しており
きちんと位置を補足できるよう、事前に準備がしてあるそうですので
心配はいらないと伺っています。早く位置確認ができることを祈っています。

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2010年05月27日(木)更新

ALMA計画に参画して・・・

皆さん、こんにちは!

今日は、以前お話したことのある
ALMA計画について、お話します。

ALMAは、アルマと読みます。
最大で80台の巨大なパラボラアンテナを作り
それを南米チリの標高5,000メートルの高地に設置して
目には見えない遠くの星を観測し
未知の物質を探したりや生命の起源を探ったりする
日本(台湾)、北アメリカ、ヨーロッパ、チリの諸国が参加している
世界のビッグプロジェクトです。

そんな夢のようなプロジェクトに
愛知県の社員数12名のまちこうばが参加しています。

日本でのALMA計画は、国立天文台が窓口になっています。
昨日は、このお仕事を紹介していただいているBさんから
今月発売した日経サイエンスに
ALMA計画の記事が掲載されているよとご紹介いただきました。

記事の中には、
ALMA計画の概要の説明や製作時の苦労話が載せられています。
その中で、下記のようなくだりがあります。

「研究スタッフの奮闘も大きいが
ここでものを言うのは日本のものづくりの底力。
「小さな町工場が難しいけれど何とかやってみましょうと
 大手メーカーが引き受けない超高精度の部品加工に挑戦してくれた」
                      (野口准教授談 日経サイエンス7月号より)

もちろん、当社のことだけを言っていただいているわけではないと思います。
でも、計画に参画しているまちこうばとして
こんなふうに、お客様から少しでも評価いただいたことは
何にも代えがたい喜びです。
この瞬間こそが、仕事をしていてよかったと言える瞬間です。
むちゃくちゃうれしいです。

こうした仕事に参加できること感謝し
すばらしいものづくりをしてくれている社員さんに感謝し
このご縁をいただいたBさn、Yさんに深く感謝します。ありがとうございます。

計画についての詳しいことは
下記天文台サイトをご覧ください。
きれいな写真がいっぱいあります。
 国立天文台アルマ計画サイト