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2009年09月15日(火)更新

愛知中小企業家同友会9月景況分析会議開催・・・

皆さん、こんにちは!

先週の金曜日11日の日に
金山にて、愛知中小企業家同友会の景況分析会議が開始されました。
3,000社の会員の中から建設、流通、サービス、製造等の
各種業界の方々が40名ほど集まり
業界の景況、自社の景況について情報交換を行い
その後、いつものように立教大学の山口義行教授のお話を伺いました。

事前に全会員に対して行いました業況判断DI調査では
09年6月を底に、全業種好転しているように思われましたが
皆さんのお話では、まだまだまだら模様の回復です。
良いところもあれば、悪いところもあり
業界も、医療機器が良いとか、半導体が良いとかでなく
医療機器業界でも良いところ、悪いところがあるといった具合で
この先も二極化が進むように感じられました。

また、総じてやや上向いているとの回答が多かった製造業に比べ
建設業界は、仕事の受注残が無くなり
政権交代で、今後の公共事業もどうなるか不透明な中で
皆さんが先行きに不安を感じてみえるようです。

まだまだ厳しい状態ですが
前回の6月時は、ほぼ全員が”悪い”と発言していたのに対し
今回は、ばらつきはあるものの
”上向いている”と感じている方が多かったようです。

新しい情報としては
9月6日の日本経済新聞に掲載された記事をご紹介いただきました。
商業用不動産向け融資が焦げ付き
不動産運用会社の破綻で金融機関への負担が増して
アメリカの中小規模の銀行の倒産が増えていることに
注意を払う必要があることを教えていただきました。

いろいろなところから
「二番底」の話が聞かれるようになっています。
今が最悪ではなく、もう一段悪い状態になるのではとの懸念です。
各国の景気刺激策で、一旦好況に見えていることは確かですが
まだまだ零細経営者としては、景気上向きの実感が得られないままです。

ただ、不安ばかりを抱えていても何も変わりません。
いろいろな情報を収集し、分析し
それに備える戦略、戦術を立案することが必要です。
また、皆さんが縮こまっている今、種まきをすることが大切だと
改めて教えていただいた分析会議でした。

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