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2009年05月27日(水)更新

愛知中小企業家同友会5月例会報告・前編

皆さん、こんにちは!

昨日は、蒲郡商工会議所にて
愛知中小企業家同友会豊川・蒲郡地区と
三河第2青年同友会の合同例会が開催されました。

今回は、豊川・蒲郡地区に所属されてみえます
稲葉製綱株式会社稲葉隆志さんが
「経営指針で何かが変わる」というテーマで報告されました。

中小企業家同友会では
経営理念、経営方針、経営計画をまとめて
経営指針と定義しています。

稲葉社長は、結婚と同時に
今までのコンピューターシステムの販売の仕事から
奥様の家業であるロープ作りの世界に入られました。

稲葉製綱㈱は、1923年創業の老舗です。
入社当時は、社内はかなり高齢化が進み
社員さんは、50際代から70歳代の方で構成されていたそうです。
また、社員さんの定着率も悪く、若手を採用しても
しばらくすると「仕事が合わない!」と辞めてしまう
こともあったとお話いただきました。

ある時、稲葉製綱㈱に新卒の方が入社されました。
社長は、休日も面倒をみて、大切に育てようと思ってみえたのですが
期待をかけ、信頼していたこの人が
ある日突然「辞めたいんですが。」と申し出られたそうです。

理由を聞くと、「いろいろな面で将来に対する不安が膨らんできたから。」
と言われ、当時は大変なショックを受けられました。

このことをきっかけに、日々の仕事に追われ
真の意味での社長の仕事ができていない自分を見直して
自社の存在意義をお客様に伝えることや
人脈作りをし、仕事の情報を集めることや
従業員さんを始め、自社のステークホルダーに
自社がどのような方向に進もうとしているのかを示すことなど
社長として最優先にすべきことを考えられました。

経営指針を作り、会社の目指すものを明確にすることの
大切さを痛感されたそうです。

今日は、とりあえず、ここまで。
明日改めてご報告します。