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2008年09月17日(水)更新

接待は消えたのか?

皆さん、こんにちは!

高嶋さんに続き、今週のお題にお答えしようと思います。

■「接待」は消えたのか?■
当社は今年で創業54年になります。
父の代も、私に変わってからも、食事程度はあっても
宴席やゴルフといった、いわゆるヘビーな「接待」ということはしたことがありません。
高嶋さんがおっしゃるとおり、一部の人の満足だけで仕事をいただいていたのでは
企業の存続は在り得ないと考えています。

とはいえ、以前はやろうとしたことはありました。
10数年前の話です。
九州のあるお客様が、工場を見学にみえました。
午後からおみえになったこともあり、その日はホテルへ直接入られました。
当時はまだ私は専務という立場でしたが、父からは
「今夜は、いくら使ってもいいから、会社の付けで、飲み食いして来い!」
と言われ、初めてのお客様の接待に、わくわくしてホテルへ向かいました。

お客様の部屋で、少しお話した後
「少しだけ、スナックにでも、行かれませんか?」と誘ってみました。
ところが、帰ってきた言葉は、
「今日は疲れたから寝るわ!」。
というわけで、私の初体験は未だ成立せずです。(笑)

一般的な話としては
いわゆる昔ながらの接待は、減っているようですが
まだまだゼロではないようです。
また、見つかると処分される会社も少なくなく
余程濃い関係にならない限りは、接待するチャンスもなさそうです。

接待よりも、仕事の中身が重要視されていることも間違いないですね。
いくら接待されても、仕事がいい加減では、仕事は来ないでしょう。
それよりも有益な情報を提供できたり、自分が読んで役立った本を
プレゼントしたりといったちょっとしたことを潤滑剤にすれば、担当者
との関係もスムーズに行きます。

そうそう!
当社では、ソフトな接待であるお中元とお歳暮には、
お世話になっている一部のお客様に、半年に一度のご挨拶として
にいほさんのところのおいしいお肉を御届けしています。
みなさんから、「こんなおいしいお肉は食べたことが無い!」と
例外なく、お褒めのお言葉をいただいています。
これぞ、究極の接待なのかもしれません。
にいほさん、いつもありがとうございます。

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2008年09月17日(水)更新

シェア90%以上の分野がたくさん!

皆さん、こんにちは!

先週のことですが、愛知工研協会と愛知県鉄工連合会で
企画いただいた超優良企業である浜松ホトニクス株式会社の
工場見学に参加しました。総勢30名ほど方々とご一緒しました。

浜松ホトニクス㈱様は、いろいろな分野で
モノづくりに携わる私たちの間では、以前から有名な企業です。
中でも、初代社長で、世界で始めて、テレビジョンを開発した故高柳健次郎さんと
ノーベル賞を受賞された小柴博士が実験に用いた宇宙線測定装置である
スーパーカミオカンデに11,200本使われている光電子倍増管を
納品したことは皆さんも聞かれたことがあると思います。

工場内を見学する前に、会社の沿革をご説明いただきました。
現在の年間売上高は、980億円、15%~20%の経常利益を出されています。
どうしてこんなに高収益なんだろうと疑問に思いましたが、
その疑問はまもなく解決しました。

浜松ホトニクス㈱様では、先のお話しました光電子増倍管を始め
人ゲノムの解明に不可欠なDNA解析装置
金属中の含有元素を調べるICP発光分光分析装置
今話題のガン検診用のPET-CTに使われるセンサー
X線胸部マンモグラフィ、X線ーCT
車のセンサー(一台に数百個仕様されている)
レーザー光利用による植物工場
などなど・・・、あらゆる分野で、しかもかなり特殊な分野でのシェアが
90%を超えているというお話を、2時間ほどの見学中に、幾度と無く伺いました。
とにかく光に関する分野に特化しています。

製品の開発能力は言うまでもないですが
生産システムも徹底しています。
多品種少量の特殊なものは、自社内の熟練技術者が受け持ち
その作業者の育成には、長期間の社内教育が実施されているそうです。
それに比べ、一般の量産品は、できる限り社内生産はせず
協力先に委託して、生産しているそうです。
そこで働く作業者は、決められたことをきちんとできるように訓練され
1週間で、仕事を覚え、一人前になるようなシステムになっています。
行う作業により、ここまでしっかりと区別されていることが印象に残りました。

いつか、追い越したい企業さんでした。(笑)
おっと、その前に追いつかなくちゃ・・・。

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 スーパーカミオカンデに使われている20インチ光電子増倍管
 光電子増倍管